元プロ野球選手で野球解説者の田尾安志氏が3日、YouTubeチャンネル『田尾安志【TAO CHANNEL】公式YouTube』で公開された動画「ロッテ以来の3位からの下剋上達成!」に出演。三浦大輔監督率いるDeNAの下剋上日本一で再確認したことを語った。

三浦大輔監督

DeNAの下剋上日本一で再確認したこと

舞台を再びDeNAの本拠地、横浜スタジアムに移し行われた日本シリーズ第6戦。2回に筒香嘉智が先制ホームランを放つなど、試合は序盤からDeNAの流れに。最終的に11対2でDeNAが勝利するという、一方的な展開となった。その結果、対戦成績を4勝2敗としたDeNAが26年ぶりの日本一に。 DeNAの日本一は前身の大洋、横浜時代を含めて3回目で、レギュラーシーズン3位からの日本一は2010年のロッテ以来、2回目となった。

今回の日本シリーズについて、田尾氏は「僕も日本シリーズに3度出させていただいて思うのはですね、実力通りの結果にはならないよ(ということ)。これがやっぱり短期決戦の怖さだなっていうのを感じるんですよね」と指摘しつつ、「ですから、その期間に調子のいい人がどれぐらいいるのか、そしてそのゲームの流れをつかめるかどうか、そういうところで勝ち負けが決まってしまう」と、短期決戦の勝敗を分けたポイントを解説した。

また、「普段の長いペナントレースとは違う結果になることがよくある。それが今回の日本シリーズではなかったかなという気がしますね」と自身の印象を述べ、「今日はもう、有原の踏ん張り。これしかないなというふうに僕は見てました」「ソフトバンクの打線がちょっと3戦目からずっと点が入らない。3試合で1点しか取れてないという打線でしたので、これはもう有原の踏ん張りがなければ勝てないだろうなと、そういう風に思ってました」とも明かしていた。

【編集部MEMO】
田尾安志氏は、中日ドラゴンズ、西武ライオンズ、阪神タイガースで活躍した元プロ野球選手。現役引退後は野球解説者として人気を博すだけでなく、タレントとしても活動。東北楽天ゴールデンイーグルスの初代監督も務めた。