名古屋市が導入準備を進めている新たな路面公共交通システム「SRT(Smart Roadway Transit)」について、車両や乗降・待合空間などのトータルデザインと、名古屋駅~栄間をつなぐ東西ルートおよび停車箇所が発表された。2025年度の運行開始を予定している。

  • SRT車両のイメージ

新たな路面公共交通システム「SRT」は、技術の先進性による快適な乗り心地とスムーズな乗降、洗練されたデザイン等のスマート(Smart)さを備え、路面(Roadway)を走ることでまちの回遊性とにぎわいを生み出す、いままでにない新しい移動手段(Transit)。その特性を表す概念として、「SRT(Smart Roadway Transit)」と呼称されている。

「SRT」のトータルデザインコンセプトは「都心風景の未来を先導」。歴史・文化が積み重ねられた名古屋都心の魅力を増幅するとともに、都心風景の美しい未来の息吹を感じるデザインとした。

  • 乗降・待合空間のイメージ

  • 東西ルートと停車箇所(停留所名は仮称・変更の可能性あり)

車体に映し込まれるまちや光の「移ろい」によって風景を引き立てるとともに、まちなみと調和するデザインに。乗降・待合空間は、居心地が良く人にやさしい空間づくりにより、まちのにぎわい創出につながるデザインとしている。

2025年度に連節バス1両での運行開始をめざす「東西ルート」は、名古屋駅~栄間を広小路通でつなぎ、栄を起終点として7カ所で停車する計画となっている。