フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では、新宿二丁目のショーパブ「白い部屋」の移転問題に揺れるコンチママ(76)たちを追った『二丁目に生きて 後編 ~コンチママ 56年目の決断~』を、3日に放送する。

  • 真琴さん(左)とコンチママ

新宿二丁目の代名詞とも言える、56年の歴史を持つショーパブ「白い部屋」。名物のショータイムではキャストたちが華やかな時間を彩り、訪れる客を楽しませている。店とともに、半世紀を超えてこの街を見続けてきたのが、名物オーナーのコンチママだ。

2023年冬、コロナ禍を乗り切った「白い部屋」が開店以来最大の危機を迎えていた。年内に現在の店から立ち退くことが決まっているのだが、一向に新たな移転先を見つけられずにいたのだ。

自身は引退を決め、店の後継者に指名したチーママの真琴さんと共に、物件探しに奔走するコンチママだが、「白い部屋」こだわりのショーを見せるに不向きな物件ばかり。キャストたちにも「自分たちはどうなるのか…」と動揺が広がっていた。

立ち退きまで残り2カ月。店にはコンチママの引退を知り、最後に一目会いたいと駆け付ける客で連日大盛況となっていた。そんな中で突然、真琴さんから「後を継ぐことを辞退したい」と驚きの連絡が入る。コンチママあっての「白い部屋」…歴史ある店を継ぐことは自分には荷が重すぎる、と悩んだ末の決断だった。

頼りにしていただけに意気消沈するコンチママ。後継者もいない、移転先も見つからない……まったく先行きが見えないまま「白い部屋」は最後の営業日を迎えようとしていた。

女優・松本まりかのナレーションで見つめていく。

(C)フジテレビ