大分県の南東部に位置する津久見市(つくみし)は、豊後水道に面した穏やかなまち。津久見湾の湾口部を囲うようにして半島部の典型的なリアス海岸が伸びており、それを山地が三方から馬蹄型に囲んでいます。
また、「甘夏」発祥の地である同市には、日本最古とされるみかんの木「尾崎小ミカン先祖木」があり、みかん栽培を中心に農業が発展してきました。
漁業はミネラル豊富な豊かな漁場で栄え、明治時代から続く保戸島(ほとじま)のまぐろ遠洋漁業は全国有数の水揚げ量を誇っていました。また、石灰石・セメント産業でも栄えてきたため鉱山の独特な景観を有しており、セメント工場があることから「セメント町」という地名も存在するのだとか!
今回紹介するのは、そんな津久見市で開催される「津久見モイカフェスタ」。まちの漁師・漁協・料理人が三位一体となって作り上げるイベントとは、一体どのようなものなのでしょうか。
本稿では、マイナビふるさと納税担当者が、気になったイベントとふるさと納税返礼品を紹介していきます。
今回は、「津久見モイカフェスタ」の詳細と、自宅でも味わえる返礼品などについて調べてみました!
津久見市のイベント「津久見モイカフェスタ」について
・イベント名:津久見モイカフェスタ
・開催日時:2024年11月2日(土)~2025年1月13日(月)
・開催場所:津久見市内参加店舗
・アクセス:各店舗による
・参加費:なし
モイカは数あるイカの中でも、独特の甘みと食感があることから、「イカの王様」と呼ばれており、高級食材として取り扱われています。津久見市は、石灰石の鉱山から流れるミネラル豊富な山水が豊かな藻場を育み、「バッタリ漁」という昔ながらのモイカ漁が今も残るほど、モイカの多い場所。
そんな旬のモイカを堪能できるイベント「津久見モイカフェスタ」は、平成23年度より、地域のおいしい食材の地産地消を目指してスタートした食イベントで、令和5年度はリピーター率が全体の50%を超えた人気のイベントなのだそう。
イベントの特徴は、大きく3点。
1つめは、漁師×漁協×料理人の三位一体であること。漁協が開催期間中に限り、漁師から一定額で買い取り生簀(いけす)で保管し、注文が入り次第絞めて卸売業者に販売。フェスタ参加店は、このルートで仕入れたモイカのみを使用して料理を提供しています。
2つめは、津久見湾で行われる伝統漁法「バッタリ漁」で漁獲されるモイカに限定していること。
3つめは、料理のバリエーションにこだわっていること。定番の刺身やフライだけではなく、さまざまな食べ方を提示することにより、家族連れでも気軽に参加でき、単価は下げずにお得感を出すため、期間限定メニュー、品数などでプラスαの魅力を追求しているとのことです。
旬のモイカ料理で“本当においしいものをおいしい時期に食べる贅沢”を味わえる本イベント。飲食店とお土産店でのスタンプを2つ集めて応募すると抽選で素敵なプレゼントが当たるスタンプラリーも開催するそうです。
自宅でも味わえる! 津久見市のふるさと納税返礼品について
「津久見モイカフェスタ」でも提供される、新鮮なモイカや養殖クロマグロ「ヨコヅーナ」を味わえる返礼品を紹介します。
獲れたて モイカ 2kg(2~4杯)
・提供事業者:有限会社吉栄水産
・大分県津久見市大字四浦高浜6301
・内容量:2kg(2~4杯)
・寄附金額:4万8,000円
11月からの旬のおいしい時期だけ、返礼品としても提供される獲れたてのモイカです。モチモチとした食感ととろけるような甘みが、口の中に広がります。
豊後まぐろ ヨコヅーナ 中落ち 200g・ひゅうが丼セット120g×2
・提供事業者:株式会社 兵殖
・大分県津久見市高洲町3824-71
・内容量:中落ち 200g×1p、ひゅうが丼 120g(マグロ75g・タレ45g)×2
・寄附金額:1万2,000円
クロマグロ「ヨコヅーナ」の希少部位「中落ち」と津久見市の郷土料理「ひゅうが丼」のセットです。「中落ち」は、解凍するだけで手軽に刺身として食べられ、中落ち丼や手巻き寿司など、幅広い料理で味わえます。こだわりのクロマグロ(本まぐろ)を贅沢に使用した「ひゅうが丼」は、醤油をベースにゴマの効いた甘辛いタレにマグロを漬けた、ゴマの香りが食欲をそそる逸品。
今回は大分県津久見市のイベント「津久見モイカフェスタ」の魅力と、ふるさと納税返礼品を紹介しました。漁師・漁協・料理人が一体となった、旬のモイカを心ゆくまで堪能できるイベントです。刺身はもちろんのこと、天ぷら、ちゃんぽんなど、色々なモイカ料理を味わえます。気になる方は一度チェックしてみてください!