2024年11月にバレンシアで実施されるフォーミュラE世界選手権の女性限定ルーキーテストに日産フォーミュラEチームから2名が参加する。アルピーヌ・アカデミーのドライバーであるソフィア・フルーシュとアビー・プリングだ。
どんな女性ドライバー?
独国出身のフルーシュはFIAフォーミュラ3、ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ、FIA世界耐久選手権に出場経験を持ち、世界的に有名なル・マン24時間レースにも3回出場した経歴の持ち主。
英国出身のプリングは、2024年に英国F4で初の女性優勝者となり、現在行われているF1アカデミーでも10レースのうち7レースで勝利するなど、非常に好調なシーズンを送っている。
フルーシュとプリングが参加するルーキーテストは、11月7日木曜日の午後に、バレンシアのリカルド・トルモサーキットで開催される予定。両ドライバーともに、すでにパリのワークショップでクルーとの作業やシミュレーターを実施しており、ルーキーテストに向けた準備を開始している。
■ソフィア・フルーシュ
シーズン11に向けてチームをサポートできるよう、テストの機会を最大限にいかせるように意気込んでいます。バレンシアに向けて可能な限り万全な準備をするためにシミュレーター操作を積み重ねていきます。このすばらしい機会に挑むのが待ちきれません!」
■アビー・プリング
学ぶことが多く、取りまとめるべきことも多いので、一歩ずつ進めていきます。慣れ親しんだ環境とは全く異なりますが、チームが求めることをしっかり実践し、共に実りあるテストとなるよう集中します」
■トマソ・ヴォルペ - 日産フォーミュラEのゼネラルマネージャー兼日産フォーミュラEチームのマネージングダイレクター
近年、女性レーシングドライバーは増加していますが、この流れを加速させることに貢献できて誇りに思います。フルーシュとプリングにとってはすばらしい学びの機会であり、テストの際に遭遇する課題を解決する手助けをしてくれるでしょう。
マシンの運転は簡単ではないため、テスト前にワークショップやシミュレーターで十分な準備を行います。フルーシュとプリングにとってモータースポーツにおけるキャリアを積むすばらしい経験になると思いますし、チームにとっても前進するための有益なセッションとなるでしょう