元プロ野球選手で野球解説者の山本昌氏が7日、YouTubeチャンネル『【東海テレビ公式】ドラHOTpress』で公開された動画「山本昌&山崎武司 プロ野球 やまやま話『立浪竜3年間を徹底検証』」に登場。中日・立浪和義監督の采配面での“誤算”を指摘した。

山本昌氏

山本昌氏、立浪和義監督の采配面での“誤算”指摘

動画序盤、山本氏は「今年は勝つっていう目標を掲げてやってるなかで、立浪監督も『センターライン』っていう話をよくしてましたけど」と前置きしつつ、「結局はキャッチャーが決まんなかったっていうのもね、采配に関してタクトを振りづらかったってところはあるかもしれませんね」と、正捕手がなかなか固定できなかったことに言及する。

続けて、「それこそ一長一短ですよね。盗塁を刺すだけなら加藤(匠馬)がいるし、バッティングだけなら宇佐美(真吾)がいるし、トータルならまあ木下(拓哉)がいるんですけども」と各捕手の名前を挙げ、「やっぱりレギュラーのキャッチャーをね、確定できなかったっていうのは、1つ采配に狂いが生じた」と指摘。

また、「例えばキャッチャーが5番に入ったり、その5番に入ったキャッチャーが次の日はスタメンじゃなかったり」と振り返った山本氏に対し、山崎武司氏も「選手のモチベーションって部分でも、ちょっと難しかったかなって」と自身の印象を明かしていた。

【編集部MEMO】
プロ野球生活32年、50歳まで現役を続けた山本昌氏。NPB史上初となる50代での登板など、投手として数々の最年長記録を保持している。自身が現役を長く続けることができた理由として、YouTubeチャンネル『上原浩治の雑談魂』にゲスト出演した際には、「工藤(公康)さんの存在も大きかった」「あの人が長くやったんで、僕はその獣道を後ろから歩いて、気づいたら45歳」「それまで『球界最年長』と言われないんで、注目されないんですよ」などと語っていた。