俳優の反町隆史が3日、東京・台場のフジテレビで行われた同局系新ドラマ『オクラ~迷宮入り事件捜査~』(8日スタート、毎週火曜21:00~)の制作発表会見に登場し、意気込みなどを語った。

  • 反町隆史

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『未成年』の頃の反町は「ギラギラして触れられない」

反町演じる人情味あふれる昭和刑事・飛鷹千寿と、杉野遥亮演じるクールな令和刑事・不破利己が、長期にわたって未解決となっている実質“オクラ(お蔵入り)”状態の事件に挑むドラマ。定年間際でいつも寝ている刑事・鷲沢泰造を演じる宇梶剛士と反町は、25年前に公開された映画『GTO』以来の共演だ。

その前はドラマ『未成年』(95年、TBS)で共演していた2人。反町が「昔の宇梶さんはものすごく怖かったですけどね(笑)」と振り返ると、宇梶は「『未成年』の時は若い時のジェームス・ディーンの映画を見てるようで、ギラギラして触れられないくらいでしたよ」と返す。

青木さやかは、反町の代表作ドラマ『ビーチボーイズ』(97年、フジ)のロケ地を巡る特番を、キャストみんなで視聴したことを紹介。「(反町の)解説付きで、興奮しましたし、贅沢でした。あんなに大勢でテレビを集中してみるのは、すごく久しぶりでした」と喜んだが、反町は「僕はめちゃくちゃ恥ずかしかったですけどね(笑)」と本音を吐露した。

『相棒』での経験を若い世代につなぐ

『ワンダフルライフ』(04年)以来約、20年ぶりのフジ制作連ドラ主演となる反町。

その間、「『相棒』(テレビ朝日)というドラマを10年ぐらいやって、そこでたくさんのことを先輩方から学びながら刑事モノのドラマを作らせていただきました」と触れながら、「今回の作品は作ってる人も本当にみんな若いので、僕が先輩から受け継いだことを少しでも何か形にしながら、一つずつ伝えていけたらなと思っております」と決意を示した。

  • (前列左から)観月ありさ、反町隆史、杉野遥亮、白石麻衣 (後列左から)平山祐介、中村俊介、宇梶剛士、橋本じゅん、青木さやか、前田旺志郎