中京テレビ・日本テレビ系バラエティ番組『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』(毎週火曜19:00~)で紹介した店が集合する『オモウマいフェス』が、3月9日・10日にさいたまスーパーアリーナで開催された。
会場を取材したマイナビニュースでは、この現地レポートを全4回にわたり掲載。第1回は、「味のイサム」「エキサイトスーパー田中」といった人気シリーズの店主らへのインタビューをお届けする。
店主からまさかの「うちでバイトしてみる?」
オープン直後、一番長い列ができていたのは、名物「元祖ぶたから」が大人気の「味のイサム」(埼玉)。『イナズマロックフェス』などイベント出店の常連だが、店主の清彦さんは「基本的にはいつもと変わらないけど、お客さんが『オモウマ』好きで来てるから、層が違うよね」と捉える。常連客で、全国各地のイベント出店に駆けつける安藤さんも、もちろん一番に来場していた。
担当の片桐大貴ディレクターが取材しながら店を手伝う姿が評判となり、シリーズが進むと家族旅行や帰省にも密着する親密な仲に。「片桐Dがうちに来なかったら、こういう状況にはなってないよね。そば屋36番(「茂三郎」担当の谷口昂D)が来ても、どんちゃん(「たこ焼き べんてん」担当の松原海友D)が来ても、こういう関係にはならなかったと思う」と、ただならぬ縁を感じている。
インタビューを終えて筆者が立ち去ろうとすると、「あのさ………うちでバイトしてみる?」と、まさかのスカウトが。あの店裏シーンを彷彿とさせる絶妙な間とトーンで誘われると、『ドラえもん』のBGMが脳内に流れ、テレビの中に入ったかのような気分に喜びを感じている自分がいた。
どこまでも謙虚な踊る店主「たこ焼 べんてん」
店前でタコのかぶり物をした店主・伊藤奈緒子さんが「マツケンサンバII」に乗って一心不乱に踊りまくる「たこ焼 べんてん」(群馬)。「素敵な店舗ばっかりで、素敵なお客さんもいっぱいなので、全力500%の力を皆さんで合わせて頑張ろうと思います!」とハイテンションで取材を受けてくれた。
たこ焼きは作れる量に限界があるため、今回はビンゴ大会を開催して、その景品として提供することに。ビンゴガードを求めて行列ができていたが、「“応援してます”と声をかけていただき、本当にありがたいです。皆さん並んでいるので、“よろしくお願いします!”と一言しか返せなかったんですけど、そこに全力を尽くさせていただきました!」と、できる限りの心を込めた。
実際に会場に来て、「日々たくさんのお客様、たくさんの仲間に支えられて今日があるというのがどれだけありがたいかを感じます!」と感激の様子。放送後は「本当にありがたい反響ばかりなんですけど、自分には足りない部分があるので、アップデートする毎日です。去年の自分より、今年の自分のほうが少しでもお役に立てたらと思っています!」と、どこまでも謙虚な姿勢を見せていた。
そんな店主と一緒に踊っていたのが、松原ディレクター(通称:どんちゃん)。「伊藤さんはお客さんに対して元気いっぱい接客しているので疲れているときもあります(笑)。一緒に踊ってめちゃくちゃ楽しいです! 車の中から手を振ってくださることが結構あるので、こっちも元気をもらえるし、温かい気持ちになります」と、すっかりイズムを受け継いでいる様子だ。
「べんてん」との出会いはまだAD時代で、「右も左も分からないまま1人でやっていたので、本当にお世話になりました」と、思い入れの強い店。「べんてんさんに行くと、いつも最初の一言目から明るいんです」と、訪れるたびに元気をもらっているそうだ。