1969年、兵庫・芦屋で“デザートが食べられる”小さな喫茶店として誕生した洋菓子ブランド「アンリ・シャルパンティエ」が、今年で創業55周年を迎えました。洋菓子世界大会第1位のパティシエも所属する同ブランドは現在、国内のサロンや店舗は94店舗、シンガポールに6店舗を構えるまでに成長。なかでもフィナンシェは、2021年に「世界で一番売れているフィナンシェ」としてギネス記録を更新したほどの愛されぶり。そんなフィナンシェを筆頭に、55周年を記念して登場する特別企画の一部をご紹介します。
芦屋の喫茶店「アンリ・シャルパンティエ」
「アンリ・シャルパンティエ」の創業者、蟻田尚邦さんが大阪のレストランで修行時代に出会ったのが、フランス生まれの「クレープ・シュゼット」。オレンジ果汁で軽くに煮たクレープにリキュールを注ぐと、青い炎が立ち上がるというこのデセールに魅せられた蟻田さんは、レシピを生み出したフランス人シェフに敬意を表して、“アンリ・シャルパンティエ”と名付けた喫茶店を、阪神芦屋駅前にオープンしました。
喫茶店といえば“サラリーマンのサボり場”、そしてデザートはコース料理の最後に出てくるもの……というのが当時の認識だったそうですが、大きな窓から陽光がたっぷりと差し込む店内をエレガントなインテリアと華やかな生け花で彩り、ワゴンで運んだクレープ・シュゼットを目の前でフランベして供するというのが、この店の流儀。そんな芦屋本店は、2014年に“芦屋の時間を刻む町の風景となるお菓子屋”をコンセプトにしたデセールカフェとしてリニューアルオープンし、創業から55年を経た現在も同じ場所で営業を続けています。
55周年記念の特別なフィナンシェ「ヘーゼルナッツ・フィナンシェ」
フランス語で“金融家”の意味を持つフィナンシェ。1975年に誕生し来年で50周年を迎えるアンリ・シャルパンティエのフィナンシェは、カリフォルニアで調達した選りすぐりのアーモンドと、北海道産の同社オリジナルの発酵バターで作る、こだわりの一品。年間販売個数において“世界一売れているフィナンシェ”として、ギネス世界記録に7年連続で認定されたほどの人気商品。このほど55周年記念の特別なフィナンシェとして登場するのが、「ヘーゼルナッツ・フィナンシェ」です。
銀座サロンと芦屋本店では、特別なデセールを提供
カフェを併設する銀座メゾンと芦屋の路面店では、10月1日から31日まで、フィナンシェをデセールに仕立てた「デセール・フィナンシェ」を期間限定で提供します。
3つのフィナンシェに生クリームを絞り、その上にバタークリームとキャラメリゼしたアーモンド「バターディスク」、さらにバニラアイスをトッピングした本格的なデセールは、シェフが目の前で仕上げのアーモンドを削ってくれる逸品。冷たいアイスに温めたメープルシロップをかけて、アイスとバターディスクが溶けていくさまも楽しみながら、喫茶ならではの特別な時間が過ごせそう。また銀座メゾン限定で、余市のりんごを使用したアップルパイ「ポム・タタン~アップルパイのデセール仕立て~」も登場予定です。
「アンリ・シャルパンティエ」の思い出や好きな商品を投稿すると、“2023年の洋菓子世界大会優勝パティシエがもてなすスペシャルデセールナイト”など、超スペシャルなプレゼントが55名に当たるSNSキャンペーンもただいま開催中。こちらは10月13日までなので、興味のある方はぜひ公式SNSもチェックしてみて!