元プロ野球選手で野球解説者の古田敦也氏が13日、YouTubeチャンネル『フルタの方程式【古田敦也 公式チャンネル】』で公開された動画「【奥義】『ノムラ式2段構え』を古田が解説&銀次 捕手▶️内野手コンバートの理由【バッターズバイブル】」に出演。相手バッターを抑えられるようになったタイミングを振り返った。

古田敦也氏

古田敦也氏、自身の若手時代を回想

「キャッチャーに、いかにフリー(自由)を渡せるかっていうのが指揮官の仕事なのよ」と持論を展開する古田氏。その理由を「(監督時代)僕も若かったけど、選手も若かったから打たれるやんか。『なんであの時真っ直ぐなんだよ!』って言ったら、真っ直ぐを出せなくなるのよ。ただでさえストライクゾーンがこんだけしかなくて、球種も少ししかないのに、奪われていくわけよ、武器を」と、自身の監督時代の経験も交えながら説明した。

また、古田氏は「僕も経験があるからね。僕が若い時は野村(克也)監督。そういうのを毎日怒られてたわけよ」と続け、「ある時、僕がキレてさ。監督にはキレてないけど、自分の頭の中でキレて、『もうどうでもいいや!』『あれやっても怒られる、これやっても怒られる』って」と回想。そして、「関係なく好きなように出したら抑えられるようになって、ほんならそれからだんだん怒られなくなった。抑えられるようになったから」と明かしていた。

【編集部MEMO】
『フルタの方程式』は、テレビ朝日で放送されていた古田敦也氏の初冠番組。2021年5月にYouTubeチャンネルとして復活した。名選手たちのハイレベルな技術論や、プロ野球選手だけが知るエピソードに加え、野球のギモンを解決する“方程式”を提案。「ピッチャーズバイブル」「バッターズバイブル」「キャッチャーズバイブル」など、「野球好きのバイブル」となるコンテンツを配信している。なお、古田氏が『これ余談なんですけど・・・』(ABCテレビ)にゲスト出演した際、番組MCのかまいたち・濱家隆一は古田氏のトーク力を絶賛し、『フルタの方程式』を楽しみにしている視聴者の一人であると明かしていた。