台風やゲリラ豪雨など、大雨が気になる季節。天気予報や雨雲レーダーを毎日チェックしている人も少なくないと思いますが、「降水量100mm」という数字を見て、みなさんは、実際にどの程度の雨なのかイメージできているでしょうか?

そこで本稿では、警視庁警備部災害対策課公式X(@MPD_bousai)の「降水量」に関する投稿をチェック。X上では、「スゲーな! そりゃ側溝から水が溢れる訳だ!」「なるほどイメージできた」といった反応が寄せられています。

「1時間あたりの降水量100㎜」とはどの程度の雨かご存じでしょうか?これは1m四方の箱に雨がそのまま溜まった場合、10㎝の深さになることです。水の重量は100㎏になります。1Lのペットボトルが約1㎏なので1m四方にペットボトル100本分の雨が降ることになります。降水量のイメージが出来たでしょうか。
(@MPD_bousaiより引用)

  • 降水量100mmとは?

こうして図にしてみると分かりやすいですね。「1時間あたりの降水量100㎜」の場合、1m四方の箱に1時間で10cm(1Lペットボトル100本分)の水が溜まるというから、かなり激しい雨であるということが分かります。

ニュースなどではよく、「やや強い雨」「強い雨」「激しい雨」「非常に激しい雨」「猛烈な雨」という表現を耳にしますし、日常会話では「ポツポツ」「パラパラ」「しとしと」「ザーザー」といった擬音語が用いられますが、いずれも個人の感覚によるもの。聞く側が同じ雨を想像するとは限りません。

その点、「1時間あたりの降水量〇〇ミリ」という表現は、具体的な雨量をイメージし共有することが可能なので、適切な大雨対策がとれそうです。万が一の自然災害に備えて、降水量だけでなく、天気予報の正しい見方をマスターしておきたいですね。

なお、警視庁警備部災害対策課公式X(@MPD_bousai)には、災害時に関する有益な情報が多数公開されています。この機会にぜひ、防災知識を高めてみてはいかがでしょうか。