スガワラくんは9月18日、「国民年金保険料」についての調査結果を発表した。調査は2024年9月9日~10日、20歳以上40歳未満の第1号被保険者(個人事業主、フリーランス)の男女300名を対象にインターネットで行われた。

第1号被保険者の約4割、国民年金「未納期間あり」

厚生労働省は、国民年金保険料(以下、国民年金)の未納者が減少していると発表している。そこで、20~30代の第1号被保険者に「国民年金の未納期間はあるか?」訊いた。6割超(62.3%)が「未納はない」としたものの、約4割(37.7%)に未納期間があることがわかり、「10年以上」(4.7%)や「支払ったことがない」(6.0%)も一定数いることがわかった。

  • 国民年金の未納期間はありますか?

未納者の5割超、日本年金機構から「通告あり」

未納期間がある113人に「国民年金の未納により日本年金機構から通告が来たことはあるか?」訊き、「はい」(54.9%)と回答した62人に「最後に届いた通告は何か?」訊いたところ、「督促電話や郵便」(33.9%)が最多、次いで「督促状」(14.5%)、「赤い特別催告状」「最終催告状」(共に12.9%)、「差し押さえ」(6.5%)もいた。

  • 国民年金の未納により日本年金機構から最後に来た通告は何ですか?

未納原因「経済的理由」が7割弱

なぜ未納なのか聞いたところ最多理由は「収入が少ないから」(35.4%)、次いで「経済的に支払いが困難(収入が少ないは除く)」(30.1%)となり、7割弱が経済的な理由によるものだった。また、「将来自分がもらえるかわからないから」(25.7%)や「支払総額よりも受給総額が少ないと思うから」(12.4%)など、将来の年金受給の不安から納付していない人も約4割いた。

  • 国民年金未納の理由は何ですか?

未納者の約2割、「追納制度」利用

最後に、未納期間がある人・ない人それぞれに「過去10年分の未納分をさかのぼって納付できる『追納制度』を知っているか?」訊いた。未納がない人は「知らない」(未納あり: 23.9%、未納なし: 48.1%)が半数を占める一方、未納期間がある人の7割弱は認知しており、「利用した」(未納あり: 18.6%、未納なし: 4.3%)人が約2割いることもわかった。

  • 「追納制度」を知っていますか?