現在放送中のNHK大河ドラマ『光る君へ』で主人公・紫式部(まひろ)を演じている吉高由里子と、同役の幼少期を演じた落井実結子が、9月14日より放送されるJ:COMの新CM「超速い転校生」篇でCM初共演を果たした。同CMでヨシタカ先生と転校生の山田ひかりを演じた吉高と落井にインタビューし、お互いの印象や共演の感想を聞いた。

  • 吉高由里子と落井実結子にインタビュー 撮影:蔦野裕

――お互いに抱いていた印象と、CM撮影の現場で会った時の印象を教えてください。

吉高:大河ドラマで幼少時代を落井さんが演じてくださっていたので、撮影で会うことが全然なくて、小さい頃の自分を見ているかのような不思議な感じがしました。同じ時間に同じ作品をやっていることがなかったのでCMで共演できるのが楽しみでした。

落井:大河ドラマの現場でお会いした時に、吉高さんから話しかけてくださって、すごく明るくてコミュニケーション能力が高い方なんだなと思っていて、CM撮影の現場でもやっぱり明るい方だなと。だから自分も接しやすかったです。

――会うのは何回目ですか?

吉高:大河ドラマの現場では2回ぐらい会ったので、CM撮影で3回目だと思います。同じ役だったので全然会えなくて。

――CMで共演していかがでしたか?

吉高:すごかったですよ! 1回も間違わなくて。

落井:吉高さんもすごかったです!

吉高:私は間違ったところがあって(笑)。(落井ちゃんは)おうちでいっぱい練習した成果をみんなにお披露目できたんじゃないかなと思います。ロボットがしゃべっているかのような正確さと速さで、きっちりしていてびっくりしました。

――共演して魅力的だなと感じた点をお聞かせください。

落井:自分はすごく恥ずかしがり屋なので、いっぱい話せる吉高さんみたいになりたいなと思いました。

吉高:90%どうでもいいことしか言わないんだけどね(笑)

落井:でもそんな風になりたいと思いました!

――吉高さんはいかがですか?

吉高:学んだことありましたよ! 練習と努力は裏切らないんだなと、引き締まる思いになりましたし、こういうお仕事をしているのもあるかもしれませんが、すごく大人っぽいというか落ち着いていて、同い年の時に会ったら嫌われていたと思うぐらい、私が小学5年生の時はギャーギャーしていたと思います(笑)。すごいなあと思いましたね。あと、監督など大人の話をちゃんと聞けるから、こっちも子供目線ではなく対等に話そうと思うし、伝わると思って話せるので、感心しっぱなしでした。

落井:ありがとうございます!

――お二人はヨシタカ先生と転校生のひかりを演じられましたが、演じる際に意識したことはありますか?

吉高:以前からお互い知っていて、今日初めてではなかったので、心配や不安は全然なく最後まで演じられたと思います。

落井:ひかりちゃんは明るい感じなので、撮影していない時でも2人で話してテンションを上げることができてよかったです。

――CM撮影で印象に残っているエピソードを教えてください。

吉高:私の誕生日が近くてお祝いしていただきました。撮影が終わってお花をもらった経験はありますが、30人くらいの元気いっぱいの子供たちがケーキを運んできてくれたのは初めての経験で、一瞬私学校の先生になったのかなと思いくらい、うれしい経験ができました。

落井:私は早口で言うところがめっちゃ緊張して、心の中で「噛んだらヤバい」「どうしよう」と思っていましたが、なんとか乗り越えることができました。

吉高:なんとかという風には見えず、余裕そうにやってくれていました。

落井:吉高さんがいたので!

吉高:本当!? 私がそっちじゃなくてよかったなと。落井ちゃんにやってもらってよかったと思いました(笑)