カカクコムは9月10日、「食べログ すき焼き・しゃぶしゃぶ 百名店 2024」を発表した。選出基準日は2024年8月5日。選出基準日時点で、第1ジャンルが「すき焼き」、「しゃぶしゃぶ」または「豚しゃぶ」となっている店舗から、点数上位100店を選出した。
「うまいもの、いま食べるなら、このお店。」をコンセプトに、ジャンルごとに高い評価を集めた100店を発表するグルメアワード。2017年より数々のジャンルで毎年発表しており、今年は初めてすき焼き・しゃぶしゃぶジャンルでも選出した。
都道府県別の選出店舗数は、東京都が31店で最多、次いで大阪府11店、愛知県・三重県が各8店となった。東京都で見ると中央区が8店、台東区が6店、新宿区・港区がそれぞれ5店となっている。
すき焼きでは、自社牧場で飼育された松阪牛を南部鉄の鍋に乗せて作るすき焼きが評判の「和田金」(三重県松阪市)や、江戸野菜として知られる千住葱や人形町で作られた焼豆腐など、地元産食材を存分に使ったすき焼きが堪能できる「すき焼割烹 日山」(東京都中央区)、黒毛和牛を独自の熟成技術で提供する明治6年創業の老舗すき焼き専門店「三嶋亭 本店」(京都府京都市)などが選出された。
しゃぶしゃぶでは、島人参・島らっきょ・田芋などの旬の島野菜と厳選されたアグー豚のしゃぶしゃぶが楽しめる「純血統金武アグーしゃぶしゃぶ金武 本店」(沖縄県那覇市)や、鉄板の付いた専用鍋で焼肉としゃぶしゃぶが同時に味わえる「かがやき」(東京都台東区)、黒豚しゃぶしゃぶ発祥の店といわれる昭和53年創業の「黒豚料理 あぢもり」(鹿児島県鹿児島市)などが選ばれている。
なお、選出店舗数を都道府県別で見てみると、すき焼きでは三重県が8店、しゃぶしゃぶでは沖縄県が7店と、いずれも東京に次いで多いという結果となった。三重県は松坂牛や伊賀牛といったブランド牛の名産地であること、沖縄県は希少なアグー豚を使用したしゃぶしゃぶが名物であることなどが背景にあると考えられる。