映画『傲慢と善良』(9月27日公開)のジャパンプレミアが11日に都内で行われ、藤ヶ谷太輔、奈緒、倉悠貴、桜庭ななみ、萩原健太郎監督、辻村深月(原作)が登場した。
辻村深月氏による同名小説の実写化作。仕事も恋愛も順調だった30代の架(藤ヶ谷太輔)は、長年つきあった彼女にフラれてしまい、マッチングアプリで婚活を始める。そこで出会った控えめで気の利く真実(奈緒)と付き合い始めるも1年たっても結婚まで踏み切れずにいたある日、ストーカーの存在を告白される。彼女を守らなければとようやく婚約した直後、真実が突然消えた。
映画『傲慢と善良』ジャパンプレミアに藤ヶ谷太輔、奈緒ら登場
客席中程から登場した2人だが、藤ヶ谷は奈緒にサプライズで白い薔薇の花束をプレゼント。「聞いてないよ!」という奈緒に、「だって、サプライズだもん」と答え、「架から真実への気持ちと、私藤ヶ谷から大切な作品を一緒に作れてすごく嬉しいですという、感謝の気持ちを花束で」と明かした。
作品にちなんで「一生に一度の選択」についてエピソードを求められると、藤ヶ谷は「劇中で架がつけてた腕時計があるんですけど、 それを買いました。自分で」と告白。元々原作のファンだったために「夢が叶う瞬間ですし、自分にとっても本当にものすごく大切な作品なので、その時間を過ごしてた架のものを買おうと思って。なかなか劇中のものを買うというのは今までなかったんですけど、その瞬間のものだから、後々後悔しそうだなと思って」と語る。「今日つけてますし、お守りのような感覚ですね」と時計を観客にも見せた。
これを聞いて、辻村氏は「もう架と真実にしか私は見えないので。そんなにすごく思い入れを持って演じてもらえるって、著者としてもすごい嬉しいし、本当に書いてよかった」としみじみ。藤ヶ谷は「ええ!? すごい言葉じゃないですか。記者のみなさん、ぜひぜひ太文字でお願いします」と喜んでいた。