モデルやタレントとして活躍し、アパレルブランドのディレクションも務めるなど、活動の幅を広げている藤田ニコル。モデルとしては2017年より『ViVi』の専属モデルを務め、9月1日に都内で行われた「ViVi超ポジティブEXPO2024」では、「セルフラブ」「セルフポジティブ」をテーマに、前向きな自分になれるヒントを読者に発信した。イベントを終えた藤田にインタビューし、明るさが増してきたという自身の変化や、“盛り命”へのこだわり、さらに、これまでの転機や今後についても話を聞いた。

  • 藤田ニコル

    藤田ニコル 撮影:蔦野裕

藤田は、年齢を重ねて自分の気持ちを上手にコントロールできるようになってきたという。

「若い頃のほうが感情の波がありました。今はちょっと気持ちが下がっても好きなものでテンションを上げたり、自分で明るくする方法を身につけているので、昔より今のほうが明るいです」

3年前から飼っている愛犬のユキちゃんも大きな心の支えになっている。

「ワンちゃんの力はすごくて、疲れて帰ったら全力の笑顔で迎え入れてくれるし、落ち込んだときも寄り添ってくれるし、犬ってすごいなと思います」

藤田の気持ちのアップダウンはファンによるものが大きく、自身の原動力でもあるという。

「ファンの子がうれしいと私もうれしいし、ファンの子が悲しんでいると悲しくなります。例えば、台風の影響でイベントに来られないという報告をもらうとへこんだり、ファンの気持ちと直結して悲しんだり喜んだりしています。元気をもらえるのもファンの子のおかげで、一番の原動力です」

「セルフラブ」について尋ねると、「自分のことはけっこう好きな方です(笑)」とにっこり。

「雑誌のお仕事などでたくさんかわいくしてもらうと自信が持てて、自分好きだなと思うし、自撮りをしていても、『あ、盛れているな』と思ってうれしくなったり。この仕事をしてより自分のことが大好きになりました」

  • 藤田ニコル

「何歳になっても盛ったほうが気持ちが上がる」

また、自身の中で「盛り命」が大切なテーマだと言い、「高校生くらいから大事にしています」と明かす。

「今日もギリギリまで、ラインストーンをここにもつけようかな、髪ももっと盛ろうかなって。ファンの子に『かわいい』と言ってもらえるかなと思いながら、鏡とにらめっこして盛っていました」

雑誌でナチュラルな“大人にこるん”を披露することもあり、さまざまな自分を楽しんでいるものの、「黒髪などナチュラルは何歳になってもできるので、今のうちに盛っておきたいなと。たくさん明るい服やメイクなどで盛り盛りでいたい」と今だからこそできる“盛り”を存分に楽しんでいる。

「盛るのは今しかできない」と言いつつ、「盛りは永遠かもしれない。おばあちゃんになっても盛りたい」と語る藤田。「これからも“大人にこるん”や“盛りのにこるん”など、いろんな私を出していけたら。おばあちゃんになったら髪をピンクにしたいです。何歳になっても盛ったほうが気持ちが上がると思うので」と声を弾ませた。

テレビなどでも大活躍の藤田。自身の意見を求められることも多いが、発言する際に心がけていることを尋ねると、「何も考えてないですが、嘘はつかないようにしています。もちろん人が嫌がるようなことは言わないようにしていますが、思ったことを言うのが自分だから、自分らしく発言するようにしています」と答えた。