テレビ東京の編成説明会が10日に同局で行われ、ドラマ『それぞれの孤独のグルメ』小松幸敏プロデューサーが作品について語った。

  • 松重豊(『劇映画 孤独のグルメ』会見より)

松重豊自身が発案したドラマ『それぞれの孤独のグルメ』

同局では開局60周年特別企画として「孤独のグルメ」プロジェクトが始動し、『劇映画 孤独のグルメ』(2025年1月10日公開)の公開が決定。さらに10月4日からは多彩なキャストを主人公に迎えるオムニバス形式ドラマ『それぞれの孤独のグルメ』(毎週金曜24:12〜24:52)を放送する。

放送開始12年目を迎え、シリーズ11作目となる『それぞれの孤独のグルメ』は、井之頭五郎としてドラマ「孤独のグルメ」と向き合ってきた主役の松重豊自身が構想、企画を発案。“様々な職業の人のグルメ・独り飯”にフォーカスを当て、毎回ゲスト主役が登場する。

小松幸敏プロデューサーは「いろんな職業があるからいろんな腹の減り方がある。『私もこんなふうにお腹が空く』みたいなことが盛りだくさんになっている」「五郎さんも食べるし、ゲストの主役も食べる。2人の食べ比べ、それぞれのグルメが見られる盛り沢山な形になっています」とアピール。「これまでは五郎さんしか考えてこなかったので、セーブして台本を作っているんですけど、意外と皆さん当日ばくばく食べてもらっていて、放送尺がどんどん伸びそう」と明かした。

これまでも40分尺で放送されている同シリーズだが、今回も通常の枠よりも多く40分で放送。小松プロデューサーは「『孤独』は我々にとっても12年やってきているとても大切なコンテンツで。今回は少し違ったタイプでやること、(開局)60周年ということも含めて、今までの尺よりももっと描けることが増えているわけです。ゲストの方にも出ていただいてるのであれば、ちゃんとしっかり描きたいということでいろんな調整をしまして、放送尺、枠を少し伸ばした」と説明。今後も同枠の尺を増やすかという問いには「基本的に『孤独』だからこそした、という考えでおります」と、『孤独のグルメ』シリーズならではだと語った。