アイドルグループ・timeleszの菊池風磨が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『私たちが恋する理由』(毎週土曜23:00~)が、10月12日にスタートすることが3日に発表された。ヒロインは、モデルで女優の久間田琳加が務める。

左から菊池風磨、久間田琳加=テレビ朝日提供

■菊池風磨×久間田琳加で大人気コミックを実写化

「第2回みんなの推し恋愛マンガ大賞」の大人の恋愛部門で大賞を受賞し、電子書店では3000万viewを突破したma2氏による大人気コミック(シュークリーム『OUR FEEL』連載)が初の映像化。オフィスを舞台に、踏み出すことに臆病になるけどどうしても恋してしまう……そんな6人の男女の、焦れったくもほろ甘い“大人のピュア恋”決定版となっている。

■菊池風磨、笑顔を封印し営業部課長役に

菊池が演じるのは、営業部の課長・黒澤智也。感情をあまり表に出さず口数も少ないうえ、回りくどい言い方が苦手で口を開けばハッキリとした物言いをするため、冷たい印象で周りからは怖がられることもしばしば。煩わしい人間関係の火種になりそうな“恋”とは距離を置いていたはずの黒澤に、部下の森田葵が変化をもたらすことに!?

アイドルとして第一線で活躍し続ける一方、バラエティではコミカルな姿も存分に披露するなど、多方面に引っ張りだこの菊池。俳優としても着実にキャリアを積み、2023年には『隣の男はよく食べる』、『ウソ婚』、『ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~』と3クール連続で主演を務めるなど、確固たる地位を築いてきた。菊池にとってオシドラサタデーの3作品目となる今回、満を持してテレビ朝日ドラマ初主演を飾ることに。しかも本作では、“笑わない”寡黙でクールな上司という菊池にとってまさに新境地とも言える役柄に挑戦する。魅力あふれる“笑顔”を封印するだけでなく、様々な作品で視聴者をクスッと笑わせてきた“アドリブ”も禁止され……!?

演じる上で“笑ってはいけない”主人公・黒澤に挑むにあたり、菊池は「いや……多分笑っちゃうと思います(笑)」と本音を吐露。また、同枠オシドラサタデーで現在放送中の『青島くんはいじわる』に出演の渡辺翔太に会うたび、2回に1回は「お前、大丈夫か!?」と心配をされているそう。それでも、「原作はキュンキュンするシーンもとても綺麗に描かれているので、僕たちもリスペクトを持って、素敵なシーンをたくさん描いていけたらなと思っています」と意気込みを語った。久間田とのビジュアル撮影では早速バックハグしたり、顔を寄せ合ったり……途中、照れた菊池の笑いが止まらなくなる場面も。

■久間田琳加、25cm断髪でヒロインに挑む

久間田が演じるのは、菊池演じる黒澤の部下で入社3年目の森田葵。責任感が強く努力家で弱音を吐くことが苦手。葵はある出来事をきっかけに黒澤に惹かれるのだが、高身長であることがコンプレックスとなり、自分に自信がなく恋愛には臆病で……。

現在『non-no』の専属モデルを務め、同世代の女性を中心に人気を誇る久間田。近年では女優としても飛躍を見せ、映画『おとななじみ』(23年)や『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』(23年)ではW主演を務めるなど大躍進中。テレビ朝日のドラマには初出演となる。

ヒロイン・葵を演じるにあたり、原作のキャラクターに近づけるために並々ならぬ決意を持ち、ロングヘアを25cm断髪。「この役を演じると決まった時に『切りたい!』という気持ちが前面に出てきて、即答しました」と明かした。そんな意気込みを目の当たりにした菊池は、「身が引き締まります。僕が25㎝切ったら多分、坊主……『切る』って即答できないです」と感心しつつ、「髪を切って大人っぽくなった感じがする」と伝えると、久間田は満面の笑顔を浮かべた。

また、実は久間田には菊池に関するあるミッションが。「撮影に入ったらアドリブやおふざけ禁止とお聞きしていて、スタッフさんから『もし菊池さんがおふざけしたらタレ込みしてください』と言われている」そう。それを聞いた菊池は「そんなスパイみたいなことを!!」と戦々恐々!? すっかり打ち解けて温かい空気をかもし出す2人が、この先どんな恋模様を見せてくれるのか。

6人の男女が繰り広げる、焦れったくもほろ甘い恋模様。そのほかのキャストは追って発表される。

■菊池風磨(黒澤智也・役) コメント

――この作品に出演が決まった時のお気持ちをお聞かせください。

ラブストーリーのお話が来ると思わなかったので、少し驚きました。また、「ふざけちゃダメです」と言われて(笑)。毎回ふざけているつもりはないのですが、笑うことすらあまりない役のため、自分の中では非常にハードルが上がっているなと思っています。けれども、今までにない感じがお見せできたらいいなと思いました。

――オシドラ枠3度目のご出演にして、テレビ朝日のドラマでは初主演となります。本作にかける意気込みをお聞かせください。

僕はオシドラ枠が誕生した最初の作品に出させてもらっているので、勝手に自分の中で思い入れがあるんです。そこで主演をやらせてもらえるのは、ありがたい気持ちもありますし、身が引き締まる思いです。ただ、これがテレビ朝日さんでの初主演なので、後々残って、何かあるごとに引っ張り出されるのがこの作品なのかと思うと、緊張してちょっと眠れないです……(笑)。

――原作を読んでいかがでしたか?

登場人物みんなが本当に愛おしくて、応援したくなります。全員が優しくていい人たちなので、大変素敵な世界観だなと感じました。キュンキュンするシーンもとても綺麗に描かれているので、僕たちもリスペクトを持って、素敵なシーンをたくさん描いていけたら良いなと思っています。

――今回演じられる黒澤智也という役柄への印象はいかがですか?

今回演じる黒澤はクールで仕事もできる一方、恋愛に対してなかなか一歩を踏み出せず、素直になれないところが丁寧に描かれているため、かわいらしいなと思っていて。あまり笑わず表情に出なくても、内側からにじみ出る性格やかわいらしさ、人としての愛おしさのようなものを丁寧に演じられたらなと思っています。自分との共通点は……全部ですかね! かっこいいですから!

――基本は笑わない、仏頂面で演じる役柄ですが、笑わずにいられる自信はありますか?

それはもう、役ですから! いや……多分笑っちゃうと思います(笑)。アドリブもダメらしいのですが、それは大丈夫だと思っています。ただ、オシドラの前の作品に出演している渡辺翔太が「お前、大丈夫か!?」って心配していました。会う度、2回に1回は言われているんです。

――久間田さんの印象はいかがですか? また、髪の毛を25㎝切って撮影に臨まれますが、その意気込みをどう感じますか?

最初にお会いした時、年下のようなかわいさもあれば、大人のようなシュッとした感じのどっちも共存している印象を受けて、葵ちゃんにぴったりだなと感じました。髪の毛をバッサリ切って挑まれますが、本当にすごいですね。身が引き締まります。僕が25㎝切ったら多分、坊主ぐらいに……うわぁ、「切る」って即答できないです。

――これからクランクインを迎えますが、撮影現場で楽しみにしていることなどはありますか?

物語では6人の男女の恋模様を描いて、いろんな矢印が向いていますが、撮影現場でもどういう感じになるのか楽しみです。例えば、誰かちょっと天然な人がいるのかなとか、どういう人間関係が築けるのかななど、ドラマの表でも裏でもワクワクしています。

――最後に、放送を楽しみにしている視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

秋の夜長にぴったりなキュンキュンをお届けしたいと思いますので、皆さん、ぜひ楽しみにしていただけると幸いです。

■久間田琳加(森田 葵・役) コメント

――この作品に出演が決まった時のお気持ちをお聞かせください。

とてもうれしかったです。これまで働いている女性を演じたことがあまりなかったので、そこは自分にとって挑戦だなと思いました。これから撮影に入りますが、どういう感じになるのか、ワクワクした気持ちでいっぱいです。

――テレビ朝日のドラマ初出演となりますが、本作にかける意気込みをお聞かせください。

私は、髪の毛を25㎝ぐらいカットしたというのが、今回の意気込みの1つです。この気合いを忘れず、最後まで駆け抜けたいと思っています。

――原作を読んでいかがでしたか?

とてもリアルだなと感じて、本当にこういうことが起きたら自分もドキッとしそうだなと思いました。それぞれの心の揺れ動きが、皆さんに共感していただけるかなと感じたので、演じる時も心情を丁寧に描いていけたらいいなと思っています。

――今回演じられる森田葵という役柄への印象はいかがですか?

葵は控えめというわけではなく、突然大胆になったり、かっこいい面もあり、可愛らしい面もある、いろんな表情を持っている子だなと思いました。葵の中でコンプレックスがありますが、それがどんどん溶けていく感じに、温かい気持ちと同時に、とても親近感を感じられる役だなと思いました。また、高身長という役なので、自分自身「伸びたい」と念じながら過ごしています(笑)。

――ドラマご出演のために髪を25cmカットされると決めた時のお気持ちをお聞かせください。

この役を演じると決まった時に「切りたい!」という気持ちが前面に出てきて、即答しました。あまりの即決にマネージャーさんが心配になるほどで(笑)。それぐらいの気合いで挑みたいと思いました。ただ、切ったばかりなので、この姿で初めてカメラの前に立った時、映る自分が自分じゃないみたいでした。ちょっとまだ慣れず、鏡の前に行ってもびっくりしちゃいますね(笑)。

――初共演される主演の菊池風磨さんの印象はいかがですか?

菊池さんはイメージしていた通りと言いますか、本当に面白くて、場をすごく和ませてくださって、私が緊張しいなところがあるので、とても心強いです。でも、撮影に入ったらアドリブとおふざけ禁止とお聞きしていて、スタッフさんから「もし菊池さんが何かされたらタレ込みしてください」と言われています(笑)。そんな中で菊池さんがどういう感じで演じられるのか、とても楽しみです。

――これからクランクインを迎えますが、撮影現場で楽しみにしていることなどはありますか?

“おふざけ禁止”で“アドリブなし”とお聞きしているので、菊池さんをはじめ、皆さんがそれを守り通せるのか、どのような現場になるのか、楽しみです。

――最後に、放送を楽しみにしている視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

六者六様の男女の“大人のピュア恋”は、いろんな方に共感していただけるドラマになると思います。毎週楽しみにして頂けるよう頑張りますので、皆さん、ぜひよろしくお願いします。

■ma2(原作) コメント

ドラマ化してくださることになり、光栄でした。ドラマを通じて、原作を読んでみようと思ってくれる人が増えてくれたら幸いです。

私自身、黒澤のキャラクターをつかめたのも連載が始まってだいぶ経ってからなので、きっと菊池さんもキャラを掴むのにご苦労されるかと思いますが、だからこそ菊池さんが演じる黒澤が楽しみです。また、久間田さんは役作りのために髪を切ってくださったこと、挑戦してくださったことに感謝しかないです。ぜひ、のびのび演じていただきたいです。

原作のシーンを活かしながらも、また違う時間軸で進むストーリーに私自身わくわくしています。ドラマならではの奥行き感やキャラの関係性など、原作にはない新たな魅力にも注目していただきたいですし、ドラマでしか味わえない温度やセリフの間など、みなさん一緒に楽しみましょう。

【編集部MEMO】
菊池風磨演じる黒澤智也は、入社11年目の営業部第一課の課長で33歳。感情をあまり表に出さず、寡黙なタイプ。愛想笑いやお世辞は苦手で、正直でハッキリとした物言いをするため、周りからは怖がられたり、怒っていると勘違いされたりすることも。実際は情に厚く、部下にも気配りをする優しい男。一人暮らしで自炊生活も長く、料理が得意。また、愛犬のアキラを溺愛するなど、会社では見せない意外な一面も。煩わしい人間関係の火種になりかねない“恋”とは距離を置いてきたが……!?
久間田琳加演じる森田葵は、営業部第一課に所属する黒澤の部下で、入社3年目の25歳。責任感が強く努力家で、弱音を吐いたり人に頼ったりすることが苦手。最初は上司の黒澤を怖い人と思っていたが、さりげない優しさや気配りに気づき、ある出来事をきっかけに惹かれるように。しかし、高身長であることがコンプレックスで、自分に自信を持てず、恋に臆病になっていて……という役どころだ。