旧車に特化した買い取りサービス「旧車王」を運営するカレント自動車はこのほど、旧車好きな264人を対象に「復活してほしい車種」に関するアンケート調査を実施した。
■旧車王が旧車好きユーザーの生の声を調査
トヨタ自動車「カムリ」やマツダ「MAZDA6」の国内市場撤退、フィアット「500」の日本向け生産終了など、最近になって市場から消えた車種はいくつかある。好きなクルマだとしても、さまざまな事情により買えなくなってしまうことはあるのだ。
カレント自動車は今回、旧車ファンが「復活してほしい」と願う販売終了車種について知るため、2023年に続いてアンケートを実施した。旧車ブームが続く中、昨年の調査結果と比較し、2024年の最新調査で最も支持を集めた車種とその魅力についても探っている。
■すでに販売が終了してしまったが、復活してほしいと思う車種はなに?
2位:日産 スカイラインGT-R 65票
3位:日産 シルビア 54票
4位:三菱 ランサーエボリューション 44票
5位:ホンダ S2000 43票
※上位5位までを抜粋
旧車好きに復活してほしい車種を尋ねたところ、1位は「RX-7」で87票を獲得。昨年と同様に1位の車種は変わらず、得票数も2位との差を大きく広げた。
2位には「スカイラインGT-R」が65票でランクイン。3位には「シルビア」が54票で続いた。これらも昨年と同じ順位となった。
4位の三菱自動車工業「ランサーエボリューション」は44票を獲得。昨年は6位以下だったものの、今年は4位にランクインした。三菱はスポーツカーの生産を行っていないため、復活してほしいと願う声も多いのかもしれない。
5位は昨年4位だったホンダ「S2000」で43票を獲得した。
その他の回答には、下記のような車種があった。一部抜粋で紹介する。
・いすゞ 117クーペ
・ホンダ プレリュード
・トヨタ ソアラ
・童夢零
・いすゞ ビッグホーン
・トヨタマークⅡワゴン
・ランサーターボ
・トヨタ2000GT
・パジェロ
・フィガロ
・スバルWRX STi
・シトロエン エグザンティア
■復活してほしい理由とは?
復活してほしい理由についての質問には「運転が楽しいから」が32.5%で最も多い回答となった。
昨年実施したアンケートでは、「デザインが好きだから」が37.4%と最多の回答となったが、今年は異なる結果となった。昨年よりも旧車に「運転の楽しさ」を求める人が増えたのだろうか。
次に多かった回答は「デザインが好きだから」で28.8%に。電気自動車の生産が加速し、旧車とは大きく異なるデザインの車が増えてきたことも要因のひとつかもしれない。
その他の回答には、「(現在所有していて)車そのものが再販されればパーツ供給の不安もなくなるから」や「昔の思い出の車だから」などの理由があった。
今回の調査で、旧車の魅力が依然として強く支持されており、特定の車種への熱意が特に高いことがわかった。これから旧車の購入を検討する人は、今回の結果をぜひ参考にしてみはいかがだろうか。
■調査概要
・調査機関:自社調査
・調査対象:旧車好きな男女264名
・調査期間:2024年8月8日〜8月16日
・調査方法:インターネット調査