女優の飯沼愛が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『南くんが恋人!?』(毎週火曜21:00~)第6話がきょう27日に放送される。

  • 飯沼愛、八木勇征=テレビ朝日提供

■“男女逆転”で描かれる『南くんが恋人!?』

1987年に刊行された内田春菊氏の人気漫画『南くんの恋人』。テレビ朝日では、1994年に高橋由美子&武田真治、2004年には深田恭子&二宮和也と二度にわたって連続ドラマ化してきたが、今回は、1994年版でも脚本を担当した岡田惠和氏の脚本で、「男女逆転バージョン」として映像化することに。これまでの作品で15cmの手のひらサイズになってきたのは女の子=ちよみ(飯沼愛)だったが、今作では南くん(FANTASTICS八木勇征)が手のひらサイズになって、ちよみの前に現れる。

■ちよみ&南くんに衝撃的な展開が訪れる第6話

先週放送の第5話ラスト、自分が15cmになってしまったことの“真実”を知った南くん。残酷にも突きつけられた現実に打ちのめされそうになるが、何も知らず無邪気に笑いかけてくるちよみに打ち明けることができない。そんな2人に衝撃的な展開が訪れる第6話。南くんが元のサイズに!? そして第1話で惜しくも行き損ねてしまったため幻となったお城=ラブホテルへ!? さらにはその後の様子も描かれる。

そしてちよみが抱えていた秘密=15cmの南くんを部屋に匿っていることを知ってしまった父・信太郎(武田真治)の葛藤も続く。さらに、そこに現れるちよみの実父・たけし(富澤たけし)。お互いの正体を知らないまま、会話を交わす2人をチャコ(室井滋)が目撃してしまい、これもまたあらぬ騒動を招いてしまうことに。再び街に現れた実父・たけしのどうしようもない“クズっぷり”も明らかになる。

また、30年前の『南くんの恋人』の名場面“南くんとちよみのカラオケシーン”の令和版が登場。大きなちよみと15cmの南くん、2人はどんな曲を歌うのか。八木の熱唱にも注目だ。

【編集部MEMO】第6話あらすじ
同じ境遇の早苗(国仲涼子)が消えてしまったことにがく然とする南くん(八木勇征)。「特別にこの世界にお別れする時間をくれたんだと思う」――早苗の言葉を信じたくないと思っていたものの、現実を突きつけられ、切なくてやりきれない気持ちになる。そんなこととは知らない堀切ちよみ(飯沼愛)は、「お祭り、来年も来ようね」と無邪気に南くんに語りかけるのだった。夏祭りが終わり、美容室ガーベラでは楓(木村佳乃)や百合子(加賀まりこ)、そして山高善三(光石研)、木村久子=チャコ(室井滋)らも集まってプチ打ち上げが行われていた。南くんが夏祭りにも戻ってこなかったことで、ちよみが落ち込んでいるのではないかと気にかける楓と百合子。しかし、15cmの南くんの存在を知る信太郎(武田真治)だけは1人葛藤を抱え、挙動不審に。そして、そんな信太郎の言動を楓と百合子がさらに怪しむ、という悪循環が起きていた。そんな中、ちよみの父で楓の元夫・たけし(富澤たけし)が街に現れる。お互いの正体を知らぬまま偶然公園で会話を交わす信太郎とたけし。その現場をたまたま目撃してしまったチャコは、信太郎の挙動不審の原因はたけしなのではないかと……? その矢先、たけしがついに堀切家に現れ、さらには南くんの大学バスケ部のコーチ・美鈴(武田玲奈)までもが突然ちよみの家に現れる。ちよみと楽しい時間を過ごしながらも、どこかで自分がまもなく消えてしまうのでは、と不安になる南くん。ふと、母の薫子(八木亜希子)が亡くなったばかりの頃に、楓や百合子から聞かされた母の話を思い出し、残された時間の過ごし方を考え始める。