2026年卒の大学生の就活準備活動が本格化しています。
「マイナビ 2026年卒 大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(7月)」によると、7月に実際に行った就活準備活動の第1位が、インターンシップ・仕事体験の応募となりました。
同調査では、インターンシップ・仕事体験の応募社数や選考状況、選考で聞かれた内容などについても報告。今回は、26卒大学生のインターンシップ・仕事体験の取り組み状況をレポートします。
7月の就活準備活動の第1位は「インターンシップ・仕事体験の応募」
大学生のキャリア形成支援プログラムの定義が明確化され、大学生のインターンシップへの関心が例年以上に高まっているようです。
夏休み期間を利用してインターンシップ・仕事体験に参加しようと考える学生は非常に多く、7月の就活準備活動の第1位が「インターンシップ・仕事体験に応募や申し込みをした」(65.6%)となりました。
次いで、「企業研究をした」(58.0%)、「業界研究をした」(55.9%)、「自己分析をした」(51.3%)が続き、5割近くの学生はエントリーシートの提出もしたようです
平均4.6社のインターンシップに応募
インターンシップ・仕事体験に参加するにあたっては、エントリーシートや面接による選考プロセスが設けられていることも多く、興味がある業界や企業のプログラムに参加するために、学生は複数企業のプログラムに応募しています。
同調査の結果を整理すると、1~3社への応募が44.3%、4~6社への応募が25.2%、7~9社への応募が7.1%で、10社以上に応募している学生も10.1%いるようです。
約6割がインターンシップ・仕事体験の選考経験あり
プログラムの中には、申し込み順や選考なしで参加できるものもありますが、企業側の受け入れ人数には限りがあるため、エントリーシートや面接などの選考プロセスが設けられているプログラムが少なくありません。
調査結果から、1~3社の選考を受けた人が40.8%、4~6社の選考を受けた人が12.7%で、全体では約6割の人が選考を受けたことがわかるのです。
選考(ES・面接)の質問は、強みや特長、志望理由が上位に
では、エントリーシートや面接ではどんなことが確認されるのか? 調査結果から上位10項目を抜き出してみると、「自身の強みや特長について」(81.6%)、「志望理由」(69.5%)、「学業・研究・ゼミについて」(64.9%)、「サークル活動・部活動・ボランティア活動について」(47.5%)が上位に入っています。
自己㏚、学生時代に力を入れて取り組んだこと(ガクチカ)、志望動機は就活本番でも必ず確認される内容ですが、「自身の強みや特長」を自己㏚、「学業や学外での活動」をガクチカととらえると、インターンシップ・仕事体験の選考でも同じことが確認されていることがわかります。
インターンシップや仕事体験は、業界や企業研究ばかりでなく、仕事で必要とされる能力や資質が確認でき自己分析にも有効な活動です。
エントリーシートを書いたり、面接を受けたりするのが面倒だからとしり込みせずに、興味のある業界や企業があれば、積極的に応募することをおすすめします。
選考もれが心配という方は、「短期間開催」や「選考なし」などの条件で絞り込んで、自分に合ったプログラムを見つけてください。