セントラル・リーグ(以下セ・リーグ)とパシフィック・リーグ(以下パ・リーグ)の選抜選手による対抗試合「マイナビオールスターゲーム2024」が開催され、7月24日の第2戦(明治神宮野球場)は16-10でパ・リーグが勝利した。

試合終了後、「試合を通じて野球キッズに夢を届けた選手」に贈られるマイナビドリーム賞を受賞した広島東洋カープ・坂倉将吾選手。オールスターで57年ぶり、史上3人目の満塁ホームランを放った坂倉選手に、受賞の感想のほか、「すごいと感じた他球団の選手」についても聞いた。

  • 「マイナビオールスターゲーム2024」でマイナビドリーム賞を受賞した広島東洋カープ・坂倉将吾選手

逆転満塁ホームランも「これは厳しいな」

――マイナビドリーム賞の受賞、おめでとうございます。あらためてオールスターは、いかがでしたか?

いやもう楽しくできましたし、自分にとっても良い経験になったなと思います。(マイナビドリーム賞は)自分が選ばれると思っていなかったので、素直に嬉しいです。

――坂倉選手にとって、オールスターとはどんな舞台ですか?

小さい頃から見ていましたし、自分が出させてもらえるのは2回目なんですけど、爪痕を残せたというか、ちょっとなんていうんですかね、夢を与えられたかなと思います。

――逆転満塁ホームランのときは、MVPもよぎりましたか?

そうですね。あれよあれよと点数取られたんで、これは厳しいなと思いながら。抑えたい反面、変化球ばっかりで逃げるのも……。まあ本当に賞はいただけたので、よかったなと思います。

――子供の頃に憧れていた選手は?

応援している球団が地元のロッテだったので、そのとき活躍されていた選手はすごく印象深いですし、プロ野球を見るのが好きだったので、いろんな選手に憧れて野球をやっていました。

――これまでのオールスターで印象に残っている選手は?

オールスターでいえば、新庄さんのホームスチールは、振り返った時に出てくるほど印象に残っています。

――すごいと感じた他球団の選手はいらっしゃいましたか?

うーん。これもまたたくさん、それぞれ選手で良い所があるとあらためて感じましたし、セ・リーグなら村上がホームラン打ったりとか、チームで打っている人はちゃんと結果を残すんだなと思いました。それ以外でも、長岡とか、本当に勉強になるところがたくさんあったので、負けずに頑張りたいと思います。

――坂倉選手に憧れている子供たちもいると思いますが、野球選手を目指している子供たちにはどのようなことを伝えたいですか?

野球は本当に楽しいスポーツです。自分の好きなことである野球をとにかく楽しんで、ご飯もいっぱい食べて強い体を作って、長く野球をやれるように頑張ってもらえたら僕らも負けずに頑張ることができるので、一緒に頑張っていきましょう!

――オールスターも終わってシーズン後半戦に入っていきます。後半戦に向けて、意気込みをお願いします。

こういう風にオールスターで盛り上がれた勢いそのままじゃないですけど、セとパでもう一回分かれて優勝争いするので、みなさんに喜んでもらえる盛り上がる試合がたくさんできたらいいですね。自チーム的にはやっぱり良いチームなので、優勝を目指してがんばりたいと思います。