JR北海道は23日、今年5月に設定し、好評だった「えきねっと」予約限定商品「特急トクだ値スペシャル21」について、10~11月の3連休を含む期間限定で再度設定すると発表した。北海道の特急列車を60%割引(販売席数・区間限定)で購入できる。

  • 札幌駅から函館駅まで運転される特急「北斗」

「特急トクだ値スペシャル21」は、片道の乗車券・指定席特急券がセットになった「えきねっと」予約限定かつ列車・席数・区間限定の商品。今秋は3連休を含む10月11~17日と11月1~7日を設定期間(乗車日基準)とし、乗車日1カ月前の10時から乗車日21日の23時50分まで販売される。「えきねっと事前受付」を利用することで、販売開始日のさらに1週間前(同曜日)の14時から乗車日1カ月前の9時54分まで事前の申込みも行える。

道内各方面へ向かう在来線の全特急列車(普通車指定席)で設定され、運賃・料金ともに60%割引に。おもな区間・列車の発売額(大人1名、普通車指定席、片道利用の場合)は、札幌市内から函館駅まで特急「北斗」で3,760円、札幌市内から釧路駅まで特急「おおぞら」で3,980円、札幌駅から旭川駅まで特急「ライラック」「カムイ」で2,080円、札幌市内から稚内駅まで特急「宗谷」で4,420円、札幌市内から網走駅まで特急「オホーツク」で4,200円となる。

「特急トクだ値スペシャル21」は「えきねっと」予約限定のため、事前に「えきねっと」への会員登録が必要(登録無料)。通常のきっぷと比べて変更・払戻し等の利用条件が異なっており、詳細は「えきねっと」のサイトで確認できる。

  • 「特急トクだ値1」は10月1日乗車分から特急「宗谷」「オホーツク」にも設定

なお、JR北海道は札幌~旭川間で割引となる「特急トクだ値1」に関して、特急「ライラック」「カムイ」に加え、10月1日乗車分から特急「宗谷」「オホーツク」にも新規設定すると発表した。これにより、行きは「カムイ」、帰りは「オホーツク」など、「特急トクだ値1」で利用できる列車のパターンが広がるという。

「特急トクだ値1」は乗車日1カ月前の10時から乗車日前日の23時50分まで販売。「えきねっと事前受付」で販売開始日のさらに1週間前(同曜日)から事前の申込みも行える。10月1日乗車分以降のおもな設定区間における発売額(大人1名、普通車指定席、片道利用の場合)は、札幌駅から岩見沢駅まで1,380円(割引率35%)、札幌駅から滝川駅まで2,490円(割引率30%)、札幌駅から深川駅まで2,620円(割引率45%)、札幌駅から旭川駅まで2,860円(割引率45%)となる。