オーディオストリーミングサービス・Spotifyは、アニメ音楽の世界的な人気の高まりを受けて、Spotify上の「アニメハブ」をリニューアル。国内外のアニメファンへのリーチ拡大に向けて、グローバル規模での本格的な運用を開始した。

  • Spotify上の「アニメハブ」をグローバル規模でリニューアル

公式アニメプレイリストのカバーデザインもリニューアル

「アニメハブ」は、世界中の無料およびプレミアムユーザーが利用可能で、今後もアニメ作品に関連するSpotifyならではのオーディオコンテンツを定期的に更新予定。今回のリニューアルにより、「人気のアニメ」「トークから楽しむアニメの世界」「アニメのジャンル別」「年代別」など、自身の好きなアニメだけでなく幅広い作品のコンテンツとの出会いを提供する。

また、「Anime Now」「Anime On Replay」など12の公式アニメプレイリストのカバーデザインもリニューアル。デュア・リパ「Levitating」の公式アニメーション・ミュージックビデオを手がけたことでも知られ、70年代~90年代風の懐かしい世界観を描く新進気鋭のアニメーションチーム・NOSTALOOKがカバーデザインを描き下ろした。Spotify音楽学校に通う二人の少女「ミミ」と「キキ」、そして音楽生命体「スポッティ」がSpotifyオリジナルキャラクターとして登場し、プレイリストごとにデザインが異なっている。

さらに、昭和、平成、令和といった年号別のアニメ作品を収録したプレイリストや、世界有数のアニメストリーミングサービス・Crunchyrollとの提携により制作された公式ポッドキャストやプレイリストが、きょう20日よりSpotifyにて限定公開。対象の国と地域では、アニメハブ内にCrunchyrollシェルフが表示され、世界のアニメファンに日本の音楽および音声コンテンツを届ける。

アニメ関連曲の再生数は2021年から400%増

Spotifyでのアニメ関連楽曲の再生数は2021年から約400%増加しており、過去1年間でSpotifyの人気公式アニメプレイリスト「Anime Now」と「Women of Anime」の再生数は平均75%上昇。日本を除くアニメ関連楽曲が最も再生されている国はアメリカで、次いでインドネシア、ブラジル、メキシコ、台湾などの国と地域で人気を集めている。

また、ユーザー生成によるアニメプレイリストは670万を超え、アニメ関連楽曲の再生数の増加に貢献。ユーザー生成のアニメプレイリストに最も追加されている楽曲はLiSA「紅蓮華」で、2位はTK from 凛として時雨「unravel」、3位はいきものがかり「ブルーバード」、4位はEve「廻廻奇譚」、5位はKANA-BOON「シルエット」がランクインした。