アイドルグループ・Aぇ! groupが18日、東京・有明アリーナにて初のアリーナツアー「Aぇ! group Debut Tour ~世界で1番AぇLIVE~」のファイナル公演を行った。
今年5月15日にデビューしたAぇ! group(正門良規、末澤誠也、草間リチャード敬太、小島健、佐野晶哉)による初のアリーナツアーは、全国8都市32公演で37万人を動員。当初は全国8都市34公演で40万人の動員を予定していたが、台風7号接近の影響により8月16日の2公演が中止となった。
1曲目は、Aぇ! groupとして初めてのオリジナルソング「Firebird」ではじまり、火花などの演出の中で、会場を熱くするパフォーマンスを披露。「Aッ!!!!!!」では、「みんなで一緒に踊ろうぜ!」と呼びかけ、ファンもピースサインを上下させて振りを楽しんだ。
そして、一人ひとり挨拶し、コール&レスポンスで盛り上げた5人。正門は「よしのりフィーバー!」「イエーイ!!」というやりとりに満面の笑みを見せた。
「Aぇ! LANDコーナー」では、“夢のテーマパーク”をイメージしたステージで笑いあふれる時間を届けた。末澤と佐野がパンダに扮すると、正門も“パンクパンダ”として登場し、3人の姿に「かわいい!」という声が。小島演じる幼稚園児・けんちゃんも登場し会場を沸かせ、佐野はYouTubeの大喜利企画での小島の回答から生まれたソロ曲「愛してるって言わNight」を熱唱した。
アコースティックで披露した「ストーリぃ!」では、ファンも一緒に歌唱し、会場が一体となると佐野は「ありがとう!」と感激。「トラベAぇルコーナー」では、ツアーで回った8都市のご当地のイメージにぴったりな関西の先輩グループの曲をパフォーマンスした。
終盤でデビュー曲「《A》BEGINNING」を披露。さらに、「神様のバカヤロー」「Break Through」「PRIDE」をバンド編成で届け、多才ぶりを存分に発揮した。
佐野は改めて「Aぇ! groupデビューしたぞ! デビューツアーやってんぞ!」と喜びを噛みしめ、「先輩方も見たことないような景色を見に行くから。こんな強いグループおらんと心の底から思っているから。この5人ならマジででっかい景色を見に行けると思っているから、見たことない景色を見に行くまで俺たちについてきてください!」とメッセージ。
小島は「世界で1番AぇLIVEやったか~い!?」などと問いかけ、ファンが大きな歓声で応えると、「ありがとうございます」と感謝し、「ここまでいろいろあって、ステージの上でライブができている状況は当たり前じゃないと実感しています。改めてライブの大事さがわかりましたし、みんなの大事さもわかりました。これからもAぇ! groupと一緒に楽しいことをやっていきましょう」と呼びかけた。
草間は「今回のツアーでソロを入れられるってなって最初マジで拒んでいて」と明かし、「でもこのタイミングでやるからこそ意味があると言われてソロを入れて、初日もド緊張で、気づいたら『リチャ!』と言ってくれるようになって、あんだけ自信満々に弾けるようになったよ! みんなのおかげで自信持てたよ! もっとうまくなるから期待しとけ! 次見たら度肝抜いたるわ! 言ったからにはやらなあかん。頑張るからさ。これからもどんどん進化していくAぇ! groupを見ていてください」とさらなる成長を誓った。
正門は「世界で1番Aぇ時間を本当にありがとうございました。本当にデビューできてよかったと思っています。皆さんのおかげでデビューを勝ち取ることができて今このステージに立つことができています。僕たち5人だけじゃ何もできないです。この5人を好きでいてくれる人がいないと僕たちは何もすることができません。僕たちが出せば出すほどしっかり受け取って、それ以上のものを返してくれる皆さんがいるから自信を持ってステージに立てています」とファンに感謝し、「皆さんとこれから作っていく時間、思い出が宝物になりますように。そんな大きいグループに。自信を持って好きと言えるグループになっていきたいと思いますので、これからも末永くよろしくお願いします」と語った。
末澤は「デビューツアー終わっちゃいますね。寂しさはめちゃくちゃあるけど、ファンのみんなの声が聞けて顔が見れて幸せもんやなと思いました。こんなにたくさんの人に愛されているんだと改めて実感させてもらって、みんなにすごい支えてもらっているなと感じたツアーでした」としみじみ。「また楽しいことやろうね。僕たちも頑張ります。面白いことを5人でできるように、しっかりスキルアップしてまた大きくなったAぇ! groupを見られるように頑張るので、待っていてください」と呼びかけた。
本編ラストは「ボクブルース」で締めくくり。アンコールでは、10月9日発売の2ndシングル「Gotta Be」を初披露し、会場から歓喜の声があふれた。そして、「+You」「Aッ!!!!!!」で盛り上げ、「ありがとう」「またね」「バイバイ」とステージを後にするも、ファンからダブルアンコールを求める声がやまず再登場。「聞いたことない声」「すごいな」「さすがAぇ! groupのファンです」とファンの思いに感激し、「もう1曲やりますか!」と言って「《A》BEGINNING」をパフォーマンスした。同公演のパフォーマンス曲は全35曲。 Aぇ! groupの幅広い魅力が詰まった公演となった。