俳優の高杉真宙が10日、東京・渋谷のHMV&BOOKS SHIBUYAでフォトブック『I/my』(発売中 3,300円税込 ワニブックス刊)の発売記念イベントを行った。

フォトブック『I/my』の発売記念イベントを行った高杉真宙

2009年に俳優活動をスタートさせ、以降は映画やドラマ、舞台など幅広く活躍している高杉真宙。俳優15周年というアニバーサリーイヤーとなった今年の夏に、フォトブックを発売した。雑誌『+act.』の連載「きり、とる。」で届けてきた写真と文章に加え、高杉が今一番行きたいという長崎の街を旅した撮り下ろしカットを収録。連載パートでは、自身で27枚撮りの使い捨てカメラを持ち運び、心が動いたままにシャッターを切った27回分を総まとめを掲載している。撮り下ろしカットでは、カメラマンの石田真澄がフィルムカメラで高杉を追い、その時々の大切な一瞬を切り取るなど、見どころ満載の1冊となっている。

高杉は、フォトブックを手にしながら「今回は距離感の近い作品になれば良いなと思って作らせていただき、全編を通してフィルムカメラで撮っていただきました」と同書を紹介し、撮影場所として選んだ長崎については「幼い頃に行った記憶がありますが、幼い頃の目線は低かったなと(笑)。大きくなった時の目線とは様変わりしていました。食べ物も美味しくて、目当てだった角煮まんも食べられてうれしかったです」と満足げ。2年前からスタートした連載も掲載されているが、「2年前の自分はこんなことを考えていたんだと2年後の自分が思いました」と笑いを誘いつつ、「今回はありのままの状態を撮っていただいたので、僕の時間を沢山切り取って作った作品です。手に取って見ていただけたら嬉しいです。自分の思っていた以上に皆さんの力で出来上がったので100点満点です」と自己評価した。

今年で俳優生活15周年を迎えた高杉。「15周年と言ってもらって実感することが多く、あまり自分として15年という感覚はありません」と明かしつつ、「でもやっぱり年数が経った分、成長していければいいなと思いながら過ごしています。ただ、年齢が上がっても緊張はしますね。いまだにカメラの前に立っても慣れないですよ」とデビュー時から変わらない部分もあるという。最近は、筋トレを始めたといい、「プロレスが好きなんですよ。プロレスラーの身体が大好きで、筋肉としても大好きなんです。レスラーのようなマッチョのような体系になりたいんですけどね」としつつ、「実際になれるとしたらなりたいんですが、程々にしときます(笑)」と話していた。