元プロ野球選手で野球解説者の高木豊氏が1日、YouTubeチャンネル『高木 豊 Takagi Yutaka』で公開された動画「【どうしたDeNA】まさかの連敗…オースティンの離脱が要因? 乗り切るには『〇〇しかない!』高木豊が考えるDeNAを救う方法を伝えます!」に出演。三浦大輔監督率いるDeNAの懸念点を指摘した。

三浦大輔監督

DeNAの強みはバッティング

連敗が続くなど後半戦に入り苦戦しているDeNAについて、高木氏は「いやあもう、ギリギリのところまで来てるよ、DeNAは」「だからもう、ここ、本当に踏ん張りどころだよ」とコメント。森藤恵美に「8月、厳しいなか乗り越えるカギは?」と尋ねられると、「やっぱり投手力だけどな」としながらも、「投手力って言っても、DeNAの強みはやっぱりバッティングだよ。とにかく打つしかない。そこに肝を据えるしかないよね」と持論を述べた。

続けて、高木氏は「筒香がまた帰ってきたりだとか、野手の層が厚くなる。じゃあピッチャーは誰だって言ったら、いないもんね、プラスアルファが」と率直な印象を明かしつつ、「伊勢が帰ってきてくれるか、そのぐらいしかないんだよ。若手って言ってもさ、投げてみないとわからないし、確固たる実績がある奴がファームにいるかと言うと……」「阪神みたいに西勇輝とか、青柳が今、下だけど、調子を上げてきて『大丈夫ですよ、1軍で』っていうような選手がどれだけいるかって言ったら、いないんだよね」と阪神の投手陣を引き合いに出して、投手層の薄さを指摘していた。

【編集部MEMO】
横浜大洋ホエールズ、横浜ベイスターズ、日本ハムファイターズなどで活躍した高木豊氏。1985年、当時の監督である近藤貞雄さんの発案で、加藤博一さん、屋鋪要氏、高木氏というチームの俊足打者が1番、2番、3番と並ぶ「スーパーカートリオ」を結成したことでも知られる。現役引退後は、アテネオリンピック日本代表内野守備・走塁コーチや横浜DeNAベイスターズのヘッドコーチなどを務めた。YouTubeチャンネル『高木豊 Takagi Yutaka』では、野球界ニュースの解説やゲストを招いた対談動画が公開されており、ダルビッシュ有がゲストとして登場した動画「【遂に登場!!】ダルビッシュ有が見た『大谷翔平』と『佐々木朗希』の可能性とダルビッシュの“人間力”」は300万回を超える再生数を記録している。