元プロ野球選手で野球解説者の山崎武司氏が7月29日、YouTubeチャンネル『【東海テレビ公式】ドラHOTpress』で公開された動画「山本昌&山崎武司 プロ野球 やまやま話『後半戦の展望』」に登場。中日・岡林勇希に厳しいコメントをする理由を明かした。

山崎武司氏

岡林勇希のポテンシャルを評価

三重県立菰野高等学校から2019年ドラフト5位で入団した岡林。2022年には最多安打を獲得、2023年も打率.279、163安打を残すなど若くして才能を発揮してきたが、今季は動画公開日翌日の7月30日終了時点で75試合に出場し、打率.210、0本塁打5打点、5盗塁という数字だった。

その岡林について、山崎氏は「僕も中継でかなりキツいコメントをしたんですけど」「岡林が久々にスタメンだった時に『僕は、今日が最後のスタメンになるかもしれない』って解説したわけです」と告白。

幸いにもその日は安打を放ち、翌日もスタメンだったそうだが、山崎氏は「ちょっとは試合に出場すると2本とか打ってきよるんです。やっぱり、それだけのポテンシャルは持ってるんですけど」「岡林も後半戦、復帰してもらわないといけないと思いますけど、『Aクラスに行けなかったら、俺の責任だ』って思うタイプだと思いますよ」と、実力はもちろん、チームを引っ張れる選手でもあると評する。

その上で、「現状だと『俺、関係ねえし』って思っちゃうような選手になってほしくないなってことで、岡林には最近厳しいコメントをするんですけど」と説明していた。

【編集部MEMO】
中日ドラゴンズ、東北楽天ゴールデンイーグルスなどで通算27年間にわたり活躍した山崎武司氏。通算403本塁打を誇るホームランバッターで、本塁打王に2回(1996年・2007年)輝いている。また、史上3人目のセ・パ両リーグでの本塁打王の達成者でもある。