元プロ野球選手で野球解説者の高木豊氏が7月26日、YouTubeチャンネル『高木 豊 Takagi Yutaka』で公開された動画「【優勝計画】DeNAは『牧が抜けない限りBクラスに落ちない? その理由は』ソフトバンクは『このまま独走か?』高木が考える優勝計画について語ります!」に出演。三浦大輔監督率いるDeNAの打順について持論を述べた。

三浦大輔監督

DeNAの打順の組み方に持論

シーズンも後半になり、今年36歳を迎える宮崎敏郎の休養日も増えてくると考えられるが、森藤恵美が「宮崎選手がいないこと、ちょっと抜けることによって、得点ができないとかチーム状況が下がるとか、そういうことはない?」との質問に、高木氏は「たしかに相手から見れば、宮崎がいないだけで楽かもしれない。でも、得点力がガクンと下がるかと言うと、そんなことはない」と断言。

続けて「佐野、牧、宮崎の3人ともごそっと抜けたらそれはちょっと『得点どうすんだ?』ってなるけど、宮崎が1~2試合抜けたとしても、これは大丈夫」「佐野も調子いいし、今年はまた勝負強いから。いいところでも打ってくれるし」と説明した。

しかし、一方で「ただ、配置は考えたほうがいい。打順の組み方」とも。具体的には6番からの並びが重要で、「(6番は)山本でいい。山本は5番に上げた途端にちょっとバッティングがおかしくなった。状態的にも落ちる頃なのかなと思ったけども」「6番に度会行った。その前日は度会が7番で3本打ってたんだよ。そしたら上位まで戻って、梶原に戻って、彼は絶好調だからそこからまた繋がっていったんだよね。これを1つずらすことによって、まったく下から上に回らなくなった」と持論を述べた。

そして、「だから打順を組む時は気をつけたほうがいい、そこら辺は。宮崎が抜けたら、ここに誰か代わりを入れて、7・8・9番は変えないほうがいいと思う」「阪神方式だよな、岡田方式」と話し、この話題を締めくくっていた。

【編集部MEMO】
横浜大洋ホエールズ、横浜ベイスターズ、日本ハムファイターズなどで活躍した高木豊氏。1985年、当時の監督である近藤貞雄さんの発案で、加藤博一さん、屋鋪要氏、高木氏というチームの俊足打者が1番、2番、3番と並ぶ「スーパーカートリオ」を結成したことでも知られる。現役引退後は、アテネオリンピック日本代表内野守備・走塁コーチや横浜DeNAベイスターズのヘッドコーチなどを務めた。YouTubeチャンネル『高木豊 Takagi Yutaka』では、野球界ニュースの解説やゲストを招いた対談動画が公開されており、ダルビッシュ有がゲストとして登場した動画「【遂に登場!!】ダルビッシュ有が見た『大谷翔平』と『佐々木朗希』の可能性とダルビッシュの“人間力”」は300万回を超える再生数を記録している。