赤星憲広、阪神選手の“走らない”問題に持論「監督もすごく怒ってましたけど…」

元プロ野球選手で野球解説者の赤星憲広氏が26日、YouTubeチャンネル『赤星憲広の入ってねぇーんだよ!』で公開された動画「赤星が考える岡田阪神、優勝のための絶対条件とは。」に出演。阪神選手の“走らない”問題について持論を述べた。

“走らない”選手の心理を推察

7月16日の巨人戦後、走塁のサインを出しても、選手たちが走らないことを報道陣の前で語った岡田彰布監督。赤星氏もこの件に「監督もすごく怒ってましたけど。サイン出したのに走らないって」と触れつつ、「走らないんじゃなく、走れないんだろうね、たぶん」と選手の心理を推察する。

その理由は「(チーム状況が)いい時は、サインが出ても『これはベンチのサインだからアウトになってもいいや』って思うんでしょうけど、今は点が取れないでしょ? 　『行くからにはセーフにならないと』って気持ちが選手の中に出てきちゃってる。『いいスタート切らないと』と思うと、サインが出ても動けなくなっている」というもので、「よく足のスランプはないって言うけど、僕は盗塁にスランプはあると思ってて」と、言わずと知れた盗塁王経験者として、選手側の気持ちに寄り添った。

また、怒り混じりの口調で岡田監督が述べたことについても、「もうちょっと優しく言ってあげればいいんだけど」と苦笑しながらも、「『こっちは背中押してあげてるんやから、アウトになってもええやん』ってぐらいの感じで出してるはずなんです。でも、せっかく背中押しあげようとしてるのに行かないから『何してんねん』って、なっちゃってるんでしょうけど」と、口調とは裏腹に、選手の背中を押そうとしていると読み解いていた。