JR各社は26日、お盆期間(2024年8月9~18日)の指定席予約状況について発表した。新幹線の予約可能席数や予約席数は、昨年の段階でコロナ禍前の2018年に近い水準まで回復したためか、2018年比を発表したのはJR東海のみとなっている。

  • 東海道・山陽新幹線「のぞみ」などに使用されるN700S

2024年度のお盆期間、東海道・山陽新幹線「のぞみ」は全席指定席で運行。「のぞみ」で提供する普通車指定席は1列車あたり約1.3倍に増えた。「のぞみ」に乗車する際、あらかじめ指定席を予約し、安心して旅行に出かけてほしいとのこと。

JR東海は東海道新幹線に関して、予約可能席数483万席(2023年比123%・2018年比126%)に対し、予約席数161万席(2023年比126%・2018年比116%)と発表。お盆期間中、席に余裕はあるものの、一部時間帯ですでに満席に近い予約もあるため、確実に座れる指定席を早めに予約するか、予約の集中する日時を避けるよう呼びかけている。

JR西日本は山陽新幹線に関して、指定席の定員数282万5,600席(2023年比125%)に対し、予約席数90万100席(2023年比121%)と発表。北陸方面の在来線は、指定席の定員数48万200席(2023年比123%)に対し、予約席数9万2,800席(2023年比102%)、北陸新幹線(「つるぎ」除く)は指定席の定員数53万4,000席(2023年比106%)に対し、予約席数19万7,100席(2023年比135%)に。関西空港方面は指定席の定員数15万3,600席(2023年比88%)に対し、予約席数1万3,400席(2023年比120%)となっている。

JR四国は在来線の特急列車・快速列車に関して、指定席の提供席数19万7,652席(2023年比107.9%)に対し、予約席数は5万5,425席(2023年比114.7%)と発表。JR九州は九州新幹線に関して、指定席の予約可能席数30万2,000席(2023年比106.5%)に対し、予約席数11万9,000席(2023年比117.1%)と発表した。西九州新幹線は指定席の予約可能席数8万3,000席(2023年比100.0%)に対し、予約席数2万9,000席(2023年比110.4%)とのこと。

  • 東北・北海道新幹線「はやぶさ」などに使用されるE5系

JR東日本は新幹線全体(東北・秋田・山形・上越・北陸新幹線)の予約可能席数265万席(2023年比105%)に対し、予約席数117万席(2023年比119%)と発表。東北新幹線「はやぶさ」「はやて」「やまびこ」「なすの」の予約席数は54万席(2023年比114%)、秋田新幹線「こまち」の予約席数は8万席(2023年比120%)、山形新幹線「つばさ」の予約席数は7万席(2023年比116%)、上越新幹線「とき」「たにがわ」の予約席数は15万席(2023年比119%)、北陸新幹線「かがやき」「はくたか」「あさま」の予約席数は32万席(2023年比128%)となっている。特急「成田エクスプレス」を含む総武本線の指定席の予約席数は2万席(2023年比129%)だという。

JR北海道は北海道新幹線に関して、指定席の予約可能席数19万3,030席(2023年比103.1%)に対し、予約席数6万6,449席(2023年比130.8%)と発表。在来線は予約可能席数15万7,128席(2023年比138.5%)に対し、予約席数4万1,554席(2023年比119.0%)としている。