元プロ野球選手で野球解説者の谷繁元信氏が12日、YouTubeチャンネル『[ラミレス公式]ラミちゃんねる』で公開された動画「【第2回ネクスト谷繁】谷繁悶絶! 2022年に選んだネクスト谷繁は今…今回選ばれた捕手の未来は大丈夫なのか⁉︎【谷繁元信コラボ(4)最終回】」に出演。DeNAの正捕手争いについて持論を述べた。

谷繁元信氏

山本祐大と松尾汐恩の話題に

今回の動画では、谷繁氏が将来有望だと考える捕手について語る企画を実施。その中で、ラミレス氏が「キャッチャーといえばこれを話したいんだけど、DeNAベイスターズの松尾。彼は本当にすごいよね! パワーもあるし、打席では雰囲気があるよね。配球の戦略も結構いいよ」「ただ山本はすごくいいから、球団はどうするかだよね」と切り出したことで、山本祐大と松尾汐恩の正捕手争いに話が及ぶことになる。

この争いについて、谷繁氏が「難しいところだよね。監督がどういうふうに判断するかによって違ってくるだろうし。あとは球団の方針として、松尾をドラフト1位で獲ってるっていう。そこでどういうふうに松尾を育てていくかってところが見もの」と話すと、ラミレス氏は「2つの見方があって。松尾はドラフト1位なので使っていかないといけないよね。一方で山本はBCリーグからドラフト下位で入ってきてレギュラーをつかんでいる」と説明し、「これは本当にすごいよね」と賛辞。

さらに、ラミレス氏が「三浦大輔監督にとってはうれしい頭痛の種だよね」と続けると、谷繁氏は「自分で這い上がってつかんだからね、山本は。だから、『松尾が育ったから山本くんは……』じゃあダメだよね。そこは松尾が山本と戦って、『誰が見ても山本より上だな』っていうのを松尾が表現していかないといけないのよ」と持論を述べていた。

【編集部MEMO】
横浜ベイスターズ、中日ドラゴンズ などで活躍した谷繁元信氏。2014年シーズンより中日ドラゴンズ選手兼任監督、2016年シーズンは専任監督を務めた。ベストナイン1回、ゴールデングラブ賞6回、最優秀バッテリー賞4回といった受賞歴のほか、27年連続本塁打および捕手としての試合出場のギネス世界記録、通算3021試合出場の日本プロ野球(NPB)記録なども持つ。