ナスと小魚の南蛮漬け

小魚とナスをカリッと揚げて、南蛮液に漬け込みます。魚が苦手なお子さまにも人気の、ご飯に良く合う甘酸っぱいおかずメニュー。ついつい箸が進みます。

スーパーで「きびなご」が安く手に入りました!
定番の小アジをはじめ、イワシやワカサギ、アユなども南蛮漬けにおすすめです。

ナスは小魚の大きさに合わせて細めにカットします。

南蛮液に入れる野菜を千切りにします。
使う野菜はタマネギ、ニンジン、ピーマン。千切りにして、ラップをふんわりかけてレンジで1分ほど加熱します。

レンジで加熱してしんなりした野菜に南蛮液を加えます。
南蛮液は酢としょうゆと砂糖が3対2対1の割合で。
かつおだしや白だしを加えると、味わいがより深くなりますよ。

ナスに片栗粉をまぶして油で揚げます。

軽く色づく程度にカラッと揚げました。

油を切ったら、熱いうちに南蛮液に加えます。

小魚にも片栗粉をまぶして揚げていきます。
南蛮漬けにする小魚は頭や骨までまるごと調理することが多いので、しっかり揚げるのがおすすめです。特に骨が硬い小アジやアユなどは2度揚げすると食べやすくなります。

小魚も熱いうちに南蛮液に浸します。

できたてを食べてもおいしいですし、冷蔵庫で冷やして食べてもおいしく召し上がれます。冷蔵庫で2日ほど寝かしておくと、酢の作用で魚の骨が軟らかくなり、より食べやすくなりますよ。

失敗しないナスのみそ汁

ナスのみそ汁は大好きだけど、いざ作ると汁が真っ黒になってしまう・・・そんな失敗をした方も多いと思います。汁が濁って黒くなる原因は、ナスの皮に含まれるポリフェノール「ナスニン」。色素が流れ出すのをうまく止めれば、失敗なく上手においしく美しく作れます。

おみそ汁はその日に食べる量だけ作るのがおすすめ。みそ汁をよそう茶碗で水を測ることで、ちょうどいい量になります。出汁のにぼしを加え、1時間ほど置いておきます。

1時間経ったら中火にかけ、沸騰寸前で火を止めます。みそを加えて味を整えます。

みそは、冬の時期に1年分を仕込んでいます。難しそうに見えますが、慣れると意外と簡単に仕込めます。自宅でつくる「世界にひとつの手前みそ」は絶品ですよ。

加える具材はナスと油揚げ、そしてネギ。

真っ黒なみそ汁にしないための一番のポイントは、ナスを焼くことです!
高温で加熱し、さらに油でコーティングすることでナスの色素が流れ出すのを防ぎます。

よく熱したフライパンにごま油をひき、ナスの皮目から焼きます。

焼き目がつくことで食欲をそそるビジュアルに。

みそ汁に油揚げとナスを加えて盛り付けます。

とても奇麗な色のみそ汁になりました!
この方法だと時間が経っても黒くなりにくく、失敗も少なく作れます。

山椒香る麻婆茄子

山椒がピリリと効いた、本格的な麻婆茄子。今回は自家製の実山椒しょうゆ漬けを使っていますが、スーパーで手に入る花椒(ホアジャオ)でもおいしく作れます。

ショウガとニンニクを1かけずつみじん切りにします。

仕上げに加えるネギは小口切りに。

ショウガ、ニンニクと豚ミンチをフライパンで加熱します。

豚肉の色が変わったらナスを加えます。
ナスは加熱すると縮むので、気持ち大きめにカットしてください。

味付けは豆板醤と実山椒のしょうゆ漬け。

毎年6月ごろにスーパーなどで実山椒が並びます。
ていねいに枝を取り除き、さっと茹でてからしょうゆに漬けておくだけで中華料理に大活躍するピリ辛スパイスになりますよ。

みそは家庭で仕込んだもの。仕込んでから寝かしておく時間が長いと、色がだんだん濃くなっていくんです。左側が仕込んで半年のもの。右がその前年に仕込んだみそです。

全体の味付けが整ったらネギを加えて完成です。

葉山椒(木の芽)をトッピングするとよりフォトジェニックになりますね。

家庭でできる豪快焼きナス

まるで炭火で焼いたような豪快な焼きナスが、ご家庭でも楽しめます。
「siセンサー」がついたコンロだと火が自動で消えてしまうので、カセットコンロを使うのがポイント。ちゅうちょせず、強火で焼いてトロトロアツアツの焼きナスを堪能してください。

ナスはできれば小ぶりのものがおすすめです。
縦方向に三個所ほど、軽く切り目を入れておきます。

カセットコンロに網を敷き、ナスを直火で加熱します。網は100円ショップで購入できます。
弱火ではなく、強火でしっかりと焼いていきます。ナスの内部まで熱がしっかりとまわり、水蒸気が勢いよく出てくるまで加熱します。

焼き上げたナスを箸などで縦に開き、ショウガじょうゆでいただきます。
とろとろのナスと、焦げた皮の香りが食欲をそそります。

余ったナスで10分漬け

使いきれなかったナスを冷蔵庫に入れておくと、黒く変色したり、しんなりして味が落ちたりすることも。そんな時は10分漬けにして、おかずをもう一皿増やしてください!

ナスは厚さ5ミリほどの銀杏切りにカットして塩をふります。

10分ほど置いてから水気をぎゅっと絞って小皿に盛ります。

ごま油と花かつおをかけていただきます。

毎日の健康づくりに、ナスのパワーを!

実は栄養素がたっぷりと含まれるナス。皮に含まれるナスニンには、動脈硬化・がん・老化・免疫機能の低下の一因となる活性酸素を取り除いてくれる働きがあります。毎日の食卓にナスを上手に加え、その健康パワーを生かしていきたいものですね。