東京ミッドタウン日比谷で、暑い夏に楽しみながらエコロジカルに涼をとる夏イベント「HIBIYA MID SUMMER 2024」が始まりました。イベント初日の7月22日の夕方には、70周年を迎えるゴジラが登場しての打ち水パフォーマンスが行われ、エンタメ感に溢れた楽しい幕開けになりました。

  • 東京ミッドタウン日比谷で打ち水するゴジラ

エンタメ発信地・日比谷が、街をあげて“打ち水”で凉

古くから劇場や映画館、ホテルが立ち並ぶエンターテインメントの街・日比谷で、12回目を迎える夏の風物詩になっているのが、「エンタの街 日比谷 打ち水月間」です。江戸時代から続く打ち水は、おもてなしやお清めの意味を持つとともに、涼やかさを得るもの。地面に撒いた水が蒸発するときに、地面の熱を奪って温度が下がって涼しく感じるため、暑さ対策に有効なのだそう。

  • 揃いのハッピに身を包んで打ち水!

  • おなじみのあのテーマ曲が流れ、エレベーターからゴジラが登場

「異常な暑さがもはや通常になっている。“東京の夏はこういうもの”ととらえ、公園や商店街などグラウンドレベルの取り組みとして、夏の新しい適応策を作っていきたい」と挨拶し、「江戸由来の打ち水は、和をつなげて絆を深めるとっておきのイベント」と語った千代田区の樋口高顕区長。オープニングセレモニーのステージには、エレベーターからまさかの登場をしたゴジラも加わり、景気よく水を撒く一幕も。事前に計測された地表温度は36度、それが打ち水後にはなんと33度にまで下がり、打ち水の効果を実感させました。

  • 左から帝国ホテル東京 総支配人の八島和彦さん、千代田区区長の樋口高顕さん、ゴジラ、三井不動産 執行役員の中村健和さん

  • 打ち水によって地表温度は36度から33度に

今年は帝国ホテル、東京宝塚劇場、東京ミッドタウン日比谷、日比谷図書文化館など19団体の各施設前で、8月31日までの平日17時頃に、「打ち水」を実施します。

約1000個のかざぐるまとミストで凉を感じるフォトスポット

東京ミッドタウン日比谷前の日比谷ステップ広場には、約1000個のかざぐるまがドーム状に飾られた「KAZAGURUMA GARDEN(かざぐるまガーデン)」も登場しています。

  • 日比谷ステップ広場に登場した「KAZAGURUMA GARDEN」は格好のフォトスポットに

カラフルなかざぐるまたちがくるくると回るドームからは、数分おきにミストが噴出。カラフルなドームを通り抜けながら浴びるミストで、スーッと爽やかな心地に。昼と夜それぞれの時間帯に合わせた涼しげなBGMも流れ、目にも耳にも凉を体感できます。夜はこのドームに加えて、大階段エリアもライトアップされるので、広場全体が幻想的な雰囲気に包まれたフォトジェニックな空間に。

  • ドームからは数分おきにミストが噴出。BGMでも凉を体感できる

ちなみに、ドームに使用されているかざぐるまのうち約400個は、東京ミッドタウン日比谷のオフィステナントから使われなくなったクリアファイルを回収し、“エコかざぐるま”として装飾に再利用したもので、10日間でおよそ200枚が集まりました。クリアファイル1枚につき“エコかざぐるま”は2個作れるそう。見覚えのある会社名やキャラクタなどがプリントされた“エコかざぐるま”を発見するのも楽しいですね。

  • オフィステナントから集まった使用済みクリアファイルで作った“エコかざぐるま”

なお8月のお盆時期の週末には、北海道から沖縄まで日本各地のお祭りが、日比谷ステップ広場に集結。夏の祭りを代表する徳島発祥の「阿波おどり」や、沖縄の「創作エイサー」、鹿児島の「おはら祭り」などが登場。日比谷にいながら各地のお祭りを満喫して、ちょっと旅気分も味わえる「Hibiya Oh! MATSURI Stage(ヒビヤオマツリステージ)」の開催は、8月10日~12日、17日・18日、15:00~/17:00~の1日2回公演を予定しています。

  • 館内店舗では、見て・食べて涼しさを楽しむスペシャルな夏メニューも登場中。写真は1階LEXUS MEETS...の「秀月堂監修 かき氷 マンゴー」(1,400円)