• (左から)中岡創一、キンタロー。松本明子、尾形貴弘、SEITO、結那 (C)日テレ

今回の挑戦者は、レジェンド・松本明子に、驚異の憑依モノマネの進化が止まらないキンタロー。、芸人界から中岡創一(ロッチ)、尾形貴弘(パンサー)、さらに、バラエティ初出演の“究極の美人声優”結那、イケメン枠としてボーイズグループ・MAZZELのSEITOの6人がそろった。

「もちろんエキスパート的な人も必要ですし、“この人変顔するんだ!”という意外性も大事だと思いました。“変顔”ということでNGが出る可能性もありながら、内に秘めた変顔に対するモチベーションはあるけど、世間的にまだバレていない人というところで、結那さんとSEITOさんに出ていただけて本当に良かったです」(三浦氏)

この6人の中で最初にオファーしたのは、松本明子。『電波少年』での体を張ったロケをリアルタイムで見ていた世代ではないが、「最近でも『ヒルナンデス!』で活躍されていて、変顔と言えばこの人ということでお願いしました。それと、何か予想外なところで笑いを作り出してくれる方なので、そこに期待させていただきました」(村岡氏)と、真っ先にラブコールを送った。

最も前のめりだったのは、キンタロー。。事前のアンケートでは「変顔のレパートリーは何個ありますか?」という問いに「愚問です。」と回答し、制作側から頼んでいないのに打ち合わせまで希望してきたという。三浦氏は「この企画にすごく懸けてくださっているのが伝わってきました」というだけに、「変顔を通したドラマ性という部分が、キンタロー。さんは予想以上に出せたので、すごく良かったです」と手応えを語る。

  • 驚異の変顔を見せるキンタロー。 (C)日テレ

海外展開も視野「HENGAO」を共通語に

言語を伴わない「変顔」がテーマということで、海外展開も視野に入れている。「海外事業の担当者にも興味を持ってもらい、シミュレーションや収録に来ていただきました。“変顔”というフォーマットもその理由ですが、今回のシステムは、インターネットに接続せず、PCとカメラをつなぐだけで使用できるので、このアプリケーションをセットで売り出そうという話も出ています」(三浦氏)という。

英語で「変顔」は「silly face」と訳されるが、「もし『変顔スパイ』が海外でヒットしたら、“MOTTAINAI”のように、“HENGAO”も日本語発の共通語になってほしいですね」(三浦氏)と夢を膨らませる。