元プロ野球選手で野球解説者の赤星憲広氏が2日、YouTubeチャンネル『フルタの方程式【古田敦也 公式チャンネル】』で公開された動画「盗塁王vsフルタ 至極の駆け引き & 『〇〇〇〇がなくなる』赤星憲広の(秘)トレーニング【走塁バイブル】」に登場。盗塁が難しかったピッチャーを明かした。

赤星憲広氏

盗塁を試みたタイミングは?

チャンネルスタッフの「盗塁が難しかった投手は?」との問いに、赤星氏は「僕、現役の時は浅尾ですね」と、中日で活躍した浅尾拓也氏を挙げる。

日本福祉大学から、2006年に大学生・社会人ドラフト3巡目で指名されてプロ入りした浅尾氏。最優秀中継ぎ投手のタイトルに2回(2010年、2011年)輝くなど、球界を代表するリリーフとして活躍し、2011年は79試合に登板。防御率0.41、7勝2敗10セーブ、45ホールドという素晴らしい成績を残した。

そんな浅尾氏について、赤星氏は「浅尾、無理ですね。無理というか、牽制がとれないんです。牽制がむちゃくちゃ速いんです」「牽制は速いわクイックは速いわ。ほぼ真っすぐじゃないですか、球は速いわ」と、いくつもの要素が重なった結果、盗塁が非常に難しかったという。

続けて、赤星氏は「ただ、でも走らないといけない時はあったので、フォークを投げるタイミング。『もうここやろ』っていう。それはもう、カウントで一番フォークを投げるタイミング」「どこで一番投げるかを調べておいて、『ここや! これでストレートやったらごめんなさい』って感じで行って、セーフになったことありますけど、ほぼほぼノーチャンスですね」と告白していた。

【編集部MEMO】
『フルタの方程式』は、テレビ朝日で放送されていた古田敦也氏の初冠番組。2021年5月にYouTubeチャンネルとして復活した。名選手たちのハイレベルな技術論や、プロ野球選手だけが知るエピソードに加え、野球のギモンを解決する“方程式”を提案。「ピッチャーズバイブル」「バッターズバイブル」「キャッチャーズバイブル」など、「野球好きのバイブル」となるコンテンツを配信している。なお、古田氏が『これ余談なんですけど・・・』(ABCテレビ)にゲスト出演した際、番組MCのかまいたち・濱家隆一は古田氏のトーク力を絶賛し、『フルタの方程式』を楽しみにしている視聴者の一人であると明かしていた。