元プロ野球選手で野球解説者の赤星憲広氏が6月29日、YouTubeチャンネル『赤星憲広の入ってねぇーんだよ!』で公開された動画「阪神野手陣不調の原因とは。」に出演。ソフトバンク・近藤健介が高打率を残せる理由を解説した。

赤星憲広氏

近藤健介が高打率を残せる理由とは

阪神打線の不調について解説するなかで、「いつも言ってるんですけど、バッティングって絶対タイミングなんで」と切り出した赤星氏。「今なんか3割を打つバッターがこれだけ少なくなってるってなかで、2割8分打てればスゴいって時代に変わりつつあるのかもしれないけど」と時代の変化を認めながら、「近藤くんがひとりだけ3割5分くらい打てる」と、近藤に言及する。

動画公開日の6月29日終了時点で70試合に出場し、打率.352、13本塁打、46打点という成績だった近藤だが、赤星氏は「近藤くんって何がスゴいかというと、タイミングを取るのがすっげえうまいのよ」と説明。

さらに、「ここぞという時は早めに(タイミングを)取って、前で打って長打を打ったりもするし、なおかつ彼はフォアボールも選べる。ボールを中に引きつけても対応できる」「タイミングが多少早くても、多少遅くても(対応できる)」と述べたうえで、「野球で一番大事なのは縦の距離。前でもさばけて、キャッチャーミットの近くでもなんとかできる、バットを出してなんとかできるエリアが前後に広ければ広いほどよいバッター」と、近藤が高打率を残すことができる要因について解説していた。

【編集部MEMO】
『赤星憲広の入ってねぇーんだよ!』は、「LITEVIEW」アプリで毎週月曜(20:00~20:30)に放送されている音声番組。『Going! Sports&News』(日本テレビ系)や『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ)などで野球解説者として活躍する赤星憲広氏が、“ならでは”の野球トークを繰り広げる。番組には不定期でゲストも登場。これまでに、濱中治氏や八木裕氏をはじめとする阪神のOB選手や、オリックスのT-岡田や中川圭太らが登場している。公式YouTubeチャンネルでは、番組のダイジェスト版が毎週金曜に配信中。