――他の共演者の方とのエピソードも教えてください。
萩原(利久)さんは約4度目の共演なので、もうマイメンくらいの気持ちです。他の方ははじめましての方が多いのですが、すんなり打ち解けられたので、今はずっとMBTIの話をしています。イマドキですよね。
――ちなみに吉川さんのMBTIは何ですか?
INFP-Tです。日本人に一番多いと言われているMBTIなのですが、最後にTがつく方はネガティブなんですって……。たしかに当てはまるなと思いながら見ています。
――現場の雰囲気についても教えてください。
作品自体は、すごく緊張感がありますが、個性的なスタッフさんが多く、現場はいつも楽しいです。キャストの方々はすごくまったりしていますね。シーン的にはあまり笑ったり冗談を言い合ったりするシーンはありませんが、裏ではマイペースに笑い合っています。
――それはどうやって切り替えているのでしょうか?
直前までたわいもない話をしているので、「よーい、スタート!」がかからないと切り替わらないです……。
出演作続く吉川愛の強みは?
――出演作続きの吉川さん、俳優としての強みはどんなところだと自己分析されていますか?
特に考えたことはないのですが、いろんな役を演じられるところは、この仕事の強みだなと思います。私自身の強みをあげるとするなら……人物についてすごく考える事かなと思います。「この方は今、話しかけてほしくないんだな」とか「お腹すいてのかな」とか。人のクセを見つけるのが得意です。それが活きているのかなとは思います。
――今回の現場で見つけた、共演者の方のクセはありますか?
あります! 成田さんは、立ち位置を印するバミリを、一度通り越してから、バミリの位置に戻るんです。ご本人は気づいていなかったようなのですが、マネージャーさんは「たしかに〜!」と笑っていました。
――昔から人のことは観察しがちなのでしょうか? それともこの仕事を始めてから?
小さい頃から人の顔色をうかがいがちな一面はあったかもしれません。いろんな役をやるからこそ、分析が必要なので、そういう意味ではよかったのかなと思います。
――撮影がお休みの日は、どのようにリフレッシュされていますか?
温泉に行きます。温泉と岩盤浴が大好きなので、いいリフレッシュになっています。最近、幸せと思う瞬間には、「幸せ」って口に出そうと思っていて。それから幸せをより感じられるようになったと思います。
――今年25歳になる吉川さん。次の節目である30歳までにやりたいことはありますか?
スカイダイビングをやりたいです!
――お仕事では何かありますか?
愛犬と仕事をしてみたいです。プロの方に我が子を美しく撮ってほしいですね。キレイに撮ってもらって、飾りたいです。
――最後に、視聴者の皆さんにドラマの見どころを教えてください。
一人ひとりが深く考えながら、それぞれの役と向き合うシーンが多いので、頭の中をぐるぐるさせながら演じています。「観て良かった」と毎話思っていただけるような、続きがどんどん気になる作品なので、ぜひ1人でも多くの方に観ていただけるとうれしいです。
吉川愛
1999年10月28日生まれ、東京都出身。2022年、ヒロインを演じた映画『ハニーレモンソーダ』で第45回日本アカデミー賞新人賞を受賞。近年の主な出演作は、『明日、私は誰かのカノジョ』(MBS・TBS系)、『純愛ディソナンス』(フジテレビ系)、『マルス-ゼロの革命-』(テレビ朝日系)、『街並み照らすヤツら』(日本テレビ系)など。Amazon Originalドラマ『僕の愛しい妖怪ガールフレンド』ではヒロインを好演し、激しいアクションにも挑んでいる。