お笑い芸人・劇団ひとりに密着する日本テレビのドキュメンタリー番組『ひとりの一生涯』が、7月4日(24:59~)に放送。同時に、Huluでは特別映像を盛り込んだ完全版を独占配信する。

  • 劇団ひとり

以前、雑誌の取材に「人生に必要なのは刺激と発見」と答えていた劇団ひとり。この番組では、そんな劇団ひとりが“死ぬまでにやりたいこと”に本気でチャレンジ。刺激と発見に満ちたその一部始終をドキュメンタリーで届ける。

「あまりテレビじゃできないことをやらせてもらった。もしかしたら、視聴者の中には“こんなことやらせてかわいそう”と思う方もいるかもしれませんが、ご心配なく、すべて私がやりたくてやってることです」と本人が語っている通り、今回の第1弾では、劇団ひとりがずっとやりたかったことの中から3つを厳選し、それらを実現していく過程に密着した。

「本当にドキュメンタリーで密着してもらうので、極力カメラを意識せずにやりました」という劇団ひとり。「それこそ普段のバラエティ番組で何十メートルもあるような断崖絶壁に登ったら、もっとタレントとしてのスイッチを入れて騒いでると思うんですけど、ただ険しい顔をしてるとか、グッと恐怖をこらえるとか。それらも新鮮に映るかもしれません」と、いつものテレビとは違うリアルなスタイルで密着にのぞめた様子だ。

人生で一度はやりたかったことをやれた後は達成感に満ち満ちているのでは、と思いきや、密着後の感想を聞くと、「手探りでやってみましたが、蓋を開けたら予想以上に何もかも上手くいかなかったですね」というコメント。「ずっとやってみたかったことなんですけど、実際、やってみた結果、全部二度とやりたくないことに変わったかも。それぐらいに打ちのめされました。でも、自分の人生のやりたいことリストの少なくとも3つは消せたと思いますので満足です。まだそのリストには色々あるので楽しみに待っていてください。なんせ死ぬまで密着してくれるということで」と話している。

■劇団ひとり コメント

普段、あまりテレビじゃできないことをやらせてもらってるんじゃないかなと思います。もしかしたら、視聴者の中には「こんなことやらせてかわいそう」と思う方もいるかもしれませんが、ご心配なく、すべて私がやりたくてやってることです。

ドキュメンタリー風ではなく、本当にドキュメンタリーとして密着してもらうので、極力カメラを意識せずにやりました。ありのままの自分でやらせてもらうって、案外、初めてのことかもしれません。それこそ普段のバラエティ番組で何十メートルもあるような断崖絶壁に登ったら、もっとタレントとしてのスイッチを入れて騒いでると思うんですけど、ただ険しい顔をしてるとか、グッと恐怖をこらえるとか。それらも新鮮に映るかもしれませんし、普段、いかに大袈裟にやってるかバレてしまう恐れもあります(笑)

なんとなく前から薄らとやってみたいような、やってみたくないような、なかなか重い腰が上がらないことを今回は思い切ってやってみました。どうなるか分からないけど考えても進まないので、まずやってみようということで手探りでやってみましたが、蓋を開けたら予想以上に何もかも上手くいかなかったですね。気力、体力、根性、意気地、すべて足りなかったです。そして何一つ取り繕うことなく足りない部分は足りないまま放送されるので、まさにドキュメンタリーになってると思います。

改めて自分の頭で考えていることと、現実の厳しさを痛感しました。でも、これもやらなかったらそれも永遠に分からなかったことなので後悔はありません。ずっとやってみたかったことなんですけど、実際、やってみた結果、全部二度とやりたくないことに変わったかも。それぐらいに打ちのめされました。

でも、自分の人生のやりたいことリストの少なくとも3つは消せたと思いますので満足です。まだそのリストには色々あるので楽しみに待っていてください。なんせ死ぬまで密着してくれるということですが、今回の密着を見てもらえれば、本当にいつか死ぬかもしれない、そう感じてもらえると思います。まぁ、僕もそれで人生が終わるんだったら芸人として満足です。

いや、やっぱ嫌ですね(笑)