俳優の眞栄田郷敦が主演を務める、映画『ブルーピリオド』(8月9日公開)のオフショットと特番動画が26日、公開された。

  • 映画『ブルーピリオド』

同作は山口つばさ氏による人気漫画の実写化作。からっぽだった高校生・矢口八虎(眞栄田郷敦)が、1枚の絵をきっかけに美術の世界に本気で挑み、国内最難関の美術大学を目指して奮闘していく物語。美術の経験も才能もない素人が天才的な画力を持つライバル達や、答えのないアートという壁に苦悩しながらも、情熱だけを武器に圧倒的努力で困難を乗り越えていく。好きなことに出会えた高揚感、その先に訪れる葛藤をもリアルに描いている。

映画『ブルーピリオド』撮影の裏側をキャスト陣がインスタントカメラで撮影

今回公開されたのは、眞栄田・高橋文哉・板垣李光人の3人が撮影の思い出を振り返る特番動画。昨年の夏に行われた撮影ではキャスト1人ずつにインスタントカメラが渡されており、特番は、和気藹々とした撮影現場での様々な風景が切り取られた写真の中から印象に残っているものを思い出と共に紹介する企画となっている。

板垣は、「(自分は)写っていないんだけど」と、(眞栄田が撮影した)予備校メンバーで焼肉に行ったシーンの写真をピックアップ。八虎が通う予備校メンバーが授業後焼肉に行くシーンで撮影された写真だが、肝心の世田介(板垣)はこのシーンにはおらず、板垣も「台本を読みながら、すっごい寂しい気持ちになったのを思い出した」と少し悲しいエピソードを交えながら印象に残った写真を紹介した。

さらに、キャストそれぞれのお気に入りの1枚も紹介。高橋は二次試験の場面で八虎がお弁当を食べている写真(板垣撮影)を紹介。本編では、この隣に世田介が座り、気まずい2人が絶妙な距離感で会話を繰り広げる。続けて美術部メンバーとの集合写真(眞栄田撮影)を見た3人は、高橋が写っている仲良し美術部員が集合した1枚が全員女子に見えると大盛り上がり。高橋は「美術部メンバーと一番話してましたし、女の子達の会話に自分がスッと入れているのが嬉しかったりもして……ユカちゃんとして役を作ってるうえで、こういう風に写真を撮らせてもらったのが残っているのが嬉しい」とユカちゃん役に没入して、美術部メンバーと仲を深めていったエピソードも明かした。

そして眞栄田は、みんなの手元を映した団結力を感じる写真をピックアップ。「現場の団結力を感じられるとこかなと思って選びました」と話すように、手から絵の具が落ちるシーンを撮るため、4、5人のスタッフで絵の具に水を混ぜて絶妙なポタポタ具合を作ったという。最後に3人は「振り返ると本当にすごい充実した楽しい夏でした!」と撮影を振り返った。

また、今回3人が選んだお気に入りの写真はサイン入りで3名にプレゼントされることが決定。詳細はYouTube概要欄に記載されている。

(C)山口つばさ/講談社 (C)2024映画「ブルーピリオド」製作委員会

【編集部MEMO】
『ブルーピリオド』原作は2017年6月より月刊アフタヌーンで連載され、「TSUTAYAコミック大賞」「このマンガがすごい!」など国内の主要漫画賞にノミネート、「マンガ大賞2020」を受賞。アニメ版も好評を博し、舞台化もされている。