元子役の中武佳奈子氏が20日、ABEMAのニュース番組『ABEMA Prime』(毎週月~金21:00~)に出演。芸能界引退後の生活を語った。
ホームレス生活を経験したことも告白
元子役で、平成の人気番組『あっぱれさんま大先生』(フジテレビ系)の第1期生のレギュラーとして、「かなちゃん」の愛称で親しまれた中武氏。当時を振り返り、「電車に乗れないくらい自分の顔が知れ渡っていた」と話す。一方で、その後の生活については、「年齢を重ねても食べていけるくらいの仕事量はあったが、ある時を境にそれがなくなった。同時に事務所と方向性が合わなくなっていき、結婚を理由にして芸能界を引退した」と明かした。
続けて、「芸能界で売れなくなったことや、引退した自分を受け入れることができず、『芸能界にいたことは恥』と思うようになり、過去を隠すようになった。そのため、仕事を探す時にも履歴書が書けず、空白だらけで定職に就けなかった」と語り、ホームレス生活を経験したことも告白。
また、「“普通の暮らし”を知った上で、キラキラした世界を知ることが大事。子どもは何も分からないからキラキラした生活に勘違いしてしまうし、親も子役と同じくらいチヤホヤされて、平凡な生活に戻れなくなってしまう。私の場合は引退と同時に親と縁が切れた。だからこそ、“普通”を教えてくれる環境が絶対に必要」と訴えた。
この話を受けて、番組MCを務めるEXITのりんたろー。は「僕は売れていない時期が長かったから、すぐに売れた芸人との価値観の違いを感じた。中武さんの言う通り、普通を知ることは大切だと思う」とコメント。相方の兼近大樹も「すごく刺さりました。僕も大人になってから、普通や平凡な生活の素晴らしさを知った。お笑い芸人は、普通からズレたことで笑いをとれるから、それを知ることは大事。いまだに僕は普通を勉強している日々です」と話していた。
なお、この配信の模様は現在も「ABEMA」にて見逃し配信中。
【編集部MEMO】
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