銚子電気鉄道と淡路屋は19日、銚子電鉄のシンボルだった「デハ801」の色を色見本から忠実に再現した壺を使用した駅弁「相互乗り入れひっぱりだこ飯」を6月22日から販売すると発表した。
「ぬれ煎餅」「まずい棒」などの食品販売が売上げの8割を占め、本業の鉄道事業を支える開業100周年の銚子電鉄と、美味しさの追求はもとより、時代の流れとともに食文化のパイオニアとして「奇抜」を自負する創業120周年の淡路屋が「相互乗り入れ」。五感で楽しめるものづくりとして、「相互乗り入れひっぱりだこ飯」が完成した。
淡路屋の人気弁当「ひっぱりだこ飯」をベースに、いつものタコだけでなく、銚子産のイワシの甘露煮が入った特別仕様に。壺の色を「デハ801」の色見本から忠実に再現し、弁当のどこかにぬれ煎餅を潜ませるなど、銚子電鉄とのコラボらしい弁当となっている。銚子駅から「デハ801」が保存されている外川駅までの片道きっぷも付属し、「関西、都心から駅弁を買って、銚子に来ていただきたい」との思いを込めた。
「相互乗り入れひっぱりだこ飯」は、淡路屋店舗各店と東京駅の「駅弁屋 祭」で販売され、価格は1,480円。駅弁の発売に合わせ、銚子電鉄のぬれ煎餅を淡路屋一部店舗(新神戸店、神戸店、西明石店、鶴橋店、三宮センター街店、垂水店、西神中央店)で販売する。淡路屋三宮センター街店で駅弁を購入すると、先着100名に「まずい棒 コーンポタージュ味」1本がプレゼントされる。