元プロ野球選手で野球解説者の古木克明氏が5日、YouTubeチャンネル『ダグアウト!!!』で公開された動画「松坂大輔はやっぱり凄い! 松坂世代で良かったこととは?」に登場。第80回全国高等学校野球選手権大会準々決勝第1試合のPL学園対横浜を振り返った。

  • 古木克明氏 =BSJapanext提供

「華があった選手」というトークテーマで、「やっぱり松坂大輔です」と語ったPL学園出身の上重聡。すると話を聞いていた古木氏が「すごい盛り上がってるところ申し訳ないんですけど」と前置きしつつ、「どこの番組もPLと横浜高校の話、スゴいって言われるじゃないですか。あの試合の裏で待ってたのは僕たちなんですよ。『はよ終われ!』って思ってましたよ。『まだかっ』って」と打ち明けることに。

1998年の8月20日に甲子園で行われた、第80回全国高等学校野球選手権大会の準々決勝第1試合。PL学園と横浜がぶつかり、延長17回に及ぶ3時間37分の熱戦となったが、当然ながら第2試合以降も控えており、古木氏がいた豊田大谷高校は第3試合だった。

司会のかみじょうたけしが「ちゃんと時間に自分たちのコンディションを整えてきてるから、そこから1時間、1時間半と押してくると、ねえ」と話すと、古木氏もうなずきながら、「『まだ終わらん』ってずっと。暑いなか、ダグアウトの中でずっとアップしてるわけですよ」「たぶん和田も一緒のこと思ってたと思います」と、浜田高校にいた和田毅氏の名前をあげながら振り返った。

なお、肝心の自身の第3試合も延長15回に。感想を聞かれた古木氏は「『もうどっちでもいいわ』と思いましたね。『勝っても負けてもどっちでもいいから、はよ終わろうや』って(笑)」と、冗談か本気かわからない口調で当時を回想していた。

【編集部MEMO】
『ダグアウト!!!』(BSJapanext 毎週火曜22:00〜)は、プロ野球選手・OBたちが「ダグアウト」(試合中に監督や選手が待機するベンチ)で話すような球界のアレコレを語る野球トークバラエティ番組。自分が一緒にプレーしたい選手を選ぶ「俺のベスト9」、子どもたちからの野球に関するさまざまな質問にゲストが直球で答えていくコーナー「教えて! 野Q塾」など、野球好きにはたまらない企画が見どころ。番組MCを上田まりえ、スピードワゴン・小沢一敬、ビビる大木らが務め、初回ゲストには上田がアシスタントとして出演するYouTubeチャンネル『上原浩治の雑談魂 』も注目を集めている球界のレジェンド、上原浩治氏が登場した。