アニメ『名探偵コナン』(読売テレビ・日本テレビ系、毎週土曜18:00~)6月15日は、『ザ・取調室2』が放送された。

江戸川コナンと毛利小五郎は、捜査に協力した事件がなかなか進展しないため、目暮警部のもとを訪ねる。容疑者は元小学校教諭・北尾研吾。八日前に造成工事現場付近で発生した殺害事件の容疑者として逮捕され、犯行を認めていた。しかし、取り調べを重ねるほど不審な言動が目立ち、起訴できずにいたのだ。奇妙に思った目暮警部たちは別の容疑者についても調べ始める。そこで北尾と被害者、どちらとも接点のある人物が浮上するが……というストーリー。

『ザ・取調室』の第一回目は、2009年に放送された。この回では、小五郎が刑事時代に逮捕した男が、仮出所の日に殺害事件を起こす。模範囚として過ごし、改心して出てきたはずの男の犯行ということに、小五郎は違和感を持ち……というものだった。

十五年ぶりのシリーズ化にSNS上では、「前回が気になって調べたら、めっちゃ前じゃん!」「十五年ぶりってまじ?」「なんで続編やろうって思ったんだろ?」と驚きの声と、当時を懐かしむ声があがっていた。

最近では、少年探偵団が活躍する『歩美の絵日記事件簿』や『円谷光彦の探偵ノート』、コナンの平和な休日と珍しい組み合わせでの事件解決が描かれる『女子会ミステリー』など、アニメオリジナル作品として、様々なシリーズが誕生している。

今回、十五年の時を経て行われたシリーズ化。今後も、あなたが好きだったストーリーの続編がいきなり始まった! ということが、起こり得るかもしれない。

【文:山田 奈央】