俳優の山田裕貴が16日、都内で行われたNetflix映画『Ultraman:Rising』配信記念特別上映会に小日向文世、早見あかりとともに参加した。

  • 山田裕貴

    山田裕貴

1966年の放送開始以来、57年にわたり全世界で愛され続けている不滅のヒーロー「ウルトラマン」を、シャノン・ティンドルが監督と脚本、CGアニメーション制作を『スター・ウォーズ』『ジュラシックパーク』など、数々のヒット作を送りだしてきた「インダストリアル・ライト&マジック(ILM)」が担当し、「親子」「家族」をテーマに、新たなウルトラマンストーリーを創造している。

山田が声を担当した主人公サトウ・ケンは、野球界のスター選手でありながら地球を守るスーパーヒーロー「ウルトラマン」という役柄。「僕は戦隊モノでデビューし、最近までは『ゴジラ』と戦っていた。自分が『ウルトラマン』になれることがものすごくうれしかった」といい、「僕は父が元プロ野球選手ってこともあってリンクしていた。そこを感じながら、声を入れることができました」と自身の環境が作品に反映できたと振り返った。

山田は今年3月に西野七瀬との結婚を発表。作品になぞらえて「自分にとって1番大事な調和は?」という質問では、「自分と他者、みたいな。無理に侵食せず、無理に距離をとることなく、ちゃんと自分を大事にしながら人のことを大事にしたい。僕も家族ができたので、それを考えるようになった」と結婚後の変化を紹介。

続けて「その調和も大事だし、俳優としての自分とそうじゃない自分のギャップがありすぎないようにするという調和もありますね。調和を飛び越えすぎて、ありがたいけど仕事しかしていないこともあった。そのときは『ダメだ、調和大事』と思った」と明かした。

また「親に備えさせてもらった」と感じたことは、「母からは圧倒的な他者を許す心。父からは自分で考える力」と回答した。「母は何でも受け止めてくれる人だった。僕がやんちゃしていたとかではないけど、怒られることあってもやさしかった。その母と対となって父は『自分で考えろ』という人。家に一緒にいるのに『自分で考えなさい』と言われて育てられた気がする」と振り返った。

この日、シャノン・ティンドル監督、ジョン・アオシマ共同監督もステージに登壇。6月16日が「父の日」とあって、作品の“父”である2人の監督に山田と小日向が花束を渡す場面もあった。

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