お笑いコンビ・9番街レトロとナイチンゲールダンスの地上波初冠番組『ナイチン街レトロ』が7月6日(毎週土曜27:00~、初回は27:10~※一部地域除く)にスタートする。

  • 左からナイチンゲールダンス、9番街レトロ=テレビ朝日提供

■9番街レトロ&ナイチンゲールダンスの地上波初冠番組

これまで『霜降りバラエティ』(2019年)、『霜降りバラエティX』(放送中)を放送してきた土曜日深夜3時の枠に、神保町よしもと漫才劇場を拠点に活動する平成生まれの若手芸人2組・9️番街レトロ(京極風斗・なかむら☆しゅん)&ナイチンゲールダンス(中野なかるてぃん・ヤス)が登場。ライブで培った熱量や臨場感、丁々発止の息ピッタリのやり取りでさまざまな企画に挑戦する。

■初回企画はぼる塾・あんりらがゲストに

記念すべき初回放送で、初めてスタジオに訪れた彼らはまず豪華なセットにビックリ。 この日を迎えるまで「ずっと、ドッキリだと疑っていた」(なかむら)と、胸を撫でおろしている様子だ。そんな彼らを待ち構えていたのは、あんり(ぼる塾)、薄幸(納言)、そして、たかし(トレンディエンジェル)という、テレビの売れっ子たち。「あんりさんに俺たちの良さを引き出してもらおう!!」と題して、神保町よしもと漫才劇場の仲間であるあんりを筆頭にして、今後、テレビで各々が何を推していけばいいのかを徹底検証していく。

事前に、9番街レトロとナイチンゲールダンスから募った膨大なアンケートをもとに、あんりが気になった部分を深掘り。なかむらは特技にむちゃぶりと記していたがゆえに、トンデモナイことに!? 三三七拍子のリズムで、どんなお題にも応えらえると豪語するが……。さっそく飛び出す、9番街レトロ&ナイチンゲールダンスの息の合ったコンビネーションに注目だ。しかし、まさかの9番街レトロ解散の危機に!? また、京極は持ち前の低い良い声を生かしたアカペラでベースを披露。いったい、何の曲のベースラインを歌っているのかクイズ形式で出題するが、あんりがあのバズった人気ダンスを踊るハメに? 最後には、あの国民的大ヒットソングを全員で合唱する。

■恥ずかしい黒歴史を暴露され、ヤスの尖りキャラが大崩壊

そんなヤスの特技が自撮り。幸もヤスのInstagramを楽しみにしているそう。そこでヤスが、カッコいい自撮りの撮り方をたかしに伝授する。はたして、その出来栄えやいかに。そしてヤスは、過去の恥ずかしい写真を本邦初公開されることに。メンバー一同が大笑いとなった、ヤスの黒歴史が暴かれる。

さらに、中野の特技で「200個持っている」と本人が豪語するのがギャグ。SNSでバズった得意のギャグをさっそく披露するが、これに触発されたなかむらとギャグ対決を行うことに。また、スタジオ収録の様子を、別室のモニターで眼光鋭く見守る男が!? なんとラストに、あの毒舌芸人が乱入。自称「深夜3時のご意見番」を名乗るこの男の乱入で、初回放送から番組は大荒れに!?

また、同枠で放送していた『霜降りバラエティX』は、6月29日の放送をもって終了となる。

■9番街レトロ&ナイチンゲールダンス コメント

――初収録を終えられた率直なご感想をお聞かせください。

中野なかるてぃん(ナイチンゲールダンス):すごいことですよね、本当に! 特にM-1の決勝なども行ってない、ずっと劇場で一緒にやってきた二組で冠番組ができるなんて! 奇跡のような状態です。

ヤス(ナイチンゲールダンス):京極さんが収録の時に言ってましたが「平成初期の売れ方」ですよね(笑)。劇場で人気らしいから番組をやろう!という。改めて、テレビ朝日さんはすごい!

京極風斗(9番街レトロ):収録でハンドマイクを持つ時間があったのですが、ライブしかしてこなかったので、あれを持った瞬間、急に収録がやりやすくなりました。それで周りを見渡したら、いつもライブで一緒のメンバーだった(笑)。オンエアを早く観たいですね。自分たちのやったことが合っていたのか、良くなかったのか、まだ判断がつかないので。個人的には、すごく楽しかったです。

なかむら☆しゅん(9番街レトロ):ベリー・ハッピー!

京極:なにしてんねん!

中野:何言ってるんですか、しゅんさん(笑)?

なかむら:いや、本当にベリー・ハッピーです!

――今回の出演オファーが来た際の心境をお聞かせください。

ヤス:僕ら、実はドッキリを仕掛けられたんですよ。僕たちと9番街レトロが別々の部屋に集められていたんですが、僕たちの部屋に急にカメラが入ってきて。「何のドッキリだ、これ?」と頭をフル回転させたのを覚えています(笑)。そうしたら「冠番組決定です!」ということで……。それを聞いても、まだ信じられなかった。

京極:マジでそうやんな。

ヤス:だから、喜びの感情が来たのがだいぶ遅れてからだった(笑)。それで、もう一組と一緒に番組をやりますと聞かされて「誰だろう?」って。別の部屋のドアをばっと開けたら、京極さんたちが座っていて! うれしすぎて、抱き合いましたね。

京極:こっちは急に抱きつかれてワケがわからない……説明もゼロでしたしね(笑)。

――収録の手ごたえはいかがでしたか?

中野:途中からは、ライブのようなノリでできました!

ヤス:たぶん、めっちゃ面白くなります!

京極:そうやな。編集の力が入れば、だいぶ面白いんじゃないかな(笑)?

なかむら:それも含めて、ベリー・ハッピー!!

――初回ゲストにあんりさん(ぼる塾)、薄幸さん(納言)、そして、たかしさん(トレンディエンジェル)というメンバーが揃いましたが、いかがでしたか?

ヤス:やりやすかったですね、本当に助かりました。

京極:本当にすごい人が来て委縮するよりも、良く知っている方々でありがたかったです。

中野:あんりさんとか、幸さんって、姉さんを超えて母さんくらいの感じでいつも僕らを見てくださっていますから(笑)。

京極:それと、たかしさんが何をやっても笑ってくれた(笑)。

ヤス:めっちゃありがたかったよね!

中野:全員に聞こえる、良く通る声でね(笑)。

――今後、どのようなゲストの方に来ていただきたいですか?

中野:手ごろなところでBUMP OF CHICKENとか……。

京極:どこが手ごろやねん! バラエティで見たことないやろ!

ヤス:これは真剣ですが、マジで霜降り明星さんとガチバトルしたいです! どんな対決でもいいので!!

――今後、チャレンジしたい企画はありますか?

なかむら:自分の話になりますが、なかるてぃんにお金を借りているので…この番組の企画で返したいですね。

京極:俺からも借りてるやろ!

なかむら:…そんなん言うてたら、返さんでぇ~。

京極:なんで上からやねん!!

ヤス:あと、僕らは勉強ができるんで! 勉強系の企画もやってみたいですね。

なかむら:それ、いいね! 俺らが、ちょうどアホやから(笑)。

――今後の野望として、ゴールデン進出など考えてらっしゃったりしますか?

全員:おぉ~!!

京極:すごいですね、それ! 深夜3時台の番組がゴールデンとか、前代未聞じゃないですか!

ヤス:ゴールデンももちろん魅力的ですが、できれば、ずっと長く続く番組にしたいですね。セットも、『ミュージックステーション』みたいでしたし、Mステより長く続けたい!

――視聴者の皆さんに意気込みをお願いします!

ヤス:劇場で活躍しているメンバーがテレビをやってみたらどうなるのか?という番組は意外となかったと思うんです。ですので、ライブで培った僕らの熱量を楽しんでいただけたらと思います!

中野:僕たちと9番街レトロの冠番組がスタートするという、このタイミングを見れたみんなはラッキーだと思います! ここからさらに売れて行けるように、奇跡の世代で頑張っていきます!

京極:いつか、番組観覧とかがあったら、何でもよく笑う子たちに集まってほしいですね。今から、テレビ用の笑う練習をしておいてください!

なかむら:一日一善!!

ヤス:いや、そこはべリー・ハッピーでいいだろ!

【編集部MEMO】
今回終了する『霜降りバラエティ』は2019年4月にスタート。2021年10月より27時台へ枠移動し、『霜降りバラエティX』に番組名を変更していた。