元プロ野球選手で野球解説者の落合博満氏が6日、YouTubeチャンネル『【公式】落合博満のオレ流チャンネル』で公開された動画「【巨人・坂本に乾杯!】抜かれた落合博満も笑顔『非常にいい気分 嬉しい』」に出演。巨人・坂本勇人に安打記録を抜かれたことへの心境を明かした。

坂本勇人

落合博満氏「非常にいい気分なんですよね」

6日のロッテ戦で安打を放ち、通算2372安打目をマークした坂本。これにより、落合氏の2371安打を抜いて、NPB歴代単独12位に浮上することとなった。

このことについて、落合氏は「まあ、記録っていうのは過去の人の記録を破る時に、必ず過去の人の名前が出てくるっていうんでね。抜かれるほうにしてみればありがたい話であって、非常にいい気分なんですよね。どっちかと言うと」とコメント。チャンネルスタッフの「結構、嬉しいんですか?」という問いかけにも、「そうですよ」とうなずきながら、「記録を追っかけてる人がその人の記録を抜くってことは、抜かれた人にとってみれば非常にありがたいことなんですよ」と心境を明かした。

なお、NPB歴代11位は石井琢朗氏の2432本だが、落合氏は「坂本選手の場合は、張本さんの3085本。そこに標準を合わせていいんだろうと思います。そうすることによって、また日本のプロ野球界の活性化が出てくるんでね。その記録を抜くと、『坂本を追い越せ』って選手がまた出てくる。そういう世界じゃないといけないと思う」「次はぜひ、張本さんの記録を抜いていただきたいと思いますね」とさらなる活躍に期待していた。

【編集部MEMO】
セ・リーグの遊撃手として史上初の首位打者獲得、右打者として最年少となる31歳10カ月での通算2000本安打達成など、数々の記録を作る坂本勇人。2023年シーズン後半からは定位置のショートからサードにコンバート。2024年シーズンはサードに専念している。