テレビ朝日の“シン・時代劇ドラマ”『君とゆきて咲く~新選組青春録~』(毎週水曜24:15~※一部地域除く)第8話が、きょう12日に放送される。

  • 奥智哉、佐藤流司=テレビ朝日提供

■手塚治虫氏原作『君とゆきて咲く~新選組青春録~』

手塚治虫氏の隠れた名作『新選組』を初映像化する今作では、熱い友情で結ばれながらも、時代の波に翻弄され、やがて白刃を交えることになる2人の若き隊士、鎌切大作(前田拳太郎)と深草丘十郎(奥智哉)の姿、幕末という混沌の時代を閃光のごとく駆け抜け、はかなく散っていった新選組隊士たちの青春を2クール連続放送で描く。これまでの時代劇にはない流麗な“剣舞”も織り交ぜ、ニュースタイルの時代劇を創出する。先週の第7話では大作、丘十郎、松永新之丞(杢代和人)、南無之介(羽谷勝太)ら新人隊士たちの田舎町での束の間の休息が描かれたが、それは嵐の前の静けさにすぎなかった!? 第8話では、壬生浪士組内に“間者”が潜んでいる疑惑が浮上し、暗雲が垂れ込める。

■丘十郎(奥智哉)が街で目撃した隊士とは

長州藩士・庄内玄悟(上野凱)が会津藩の役人に斬りかかるなど討幕派の動きも活発になり、会津藩主・松平容保(味方良介)は自分たちの動きが敵に読まれていると直感。壬生浪士組の中に情報を流している間者がいるのではないかと怪しむ。疑いを晴らすためにも許可なき外出は禁止とされ、隊士たちは我慢の日々。回想シーンで過去に庄内とつながっていたことが明らかになった大作だが、“間者”を探る幹部たちの動きをどう受け止めているのか。そんな中、丘十郎は頭取・芹沢鴨(三浦涼介)に用事を頼まれ、久々に外へ。しかし、街で“ある隊士”の姿を目撃し不審を抱くことに。いったいその男とは。彼こそが裏切り者なのか。

■佐藤流司演じる謎の男の正体判明

また、今夜は丘十郎の前に、第2話で登場した佐藤流司演じる謎のピアス男が再び出現。前回の邂逅では庄内に追い込まれた丘十郎に救いの手を差し伸べたが、彼は敵なのか、味方なのか。混乱する丘十郎に対し、男はようやく自分の名を告げ、その正体がついに明らかに。いったい彼は何者なのか。さらに、第7話で若い遊女と出会った渋皮喜平(簡秀吉)ははにかんだ笑顔を向けていたが、その“禁断の恋”に進展はあるのか。そして第8話ラストには、衝撃の事態が。この悲劇がひとつのきっかけとなり、幹部たちの溝も深さを増し、壬生浪士組は激しく変わっていくことに……。

【編集部MEMO】第8話あらすじ
京の街中で、長州藩士・庄内玄悟(上野凱)が会津藩の役人に斬りかかる事件が起きた。駆けつけた原田左之助(柊太朗)や斎藤一(庄司浩平)らが阻止するも、会津藩主・松平容保(味方良介)は自分たちの動きが討幕派に把握されていることを疑い、壬生浪士組の中に情報を流している間者がいるのではないかと怪しむ。容保の疑いを晴らすためにも、隊士たちにはしばらくの間、“許可なき外出は禁止”という命令が下り、鎌切大作(前田拳太郎)や深草丘十郎(奥智哉)らは決められた見回り以外は屯所にこもって剣の稽古に励むことに。そんな中、丘十郎は頭取・芹沢鴨(三浦涼介)から豪商・鵺野義正の屋敷に手紙を届けるよう頼まれ、ひとり街へ。その際、裏道を急ぐ壬生浪士組の“ある男”の姿を見かけ、不審に思うが……。その矢先、丘十郎に絶体絶命の危機が襲いかかる。