カカクコムは6月11日、「食べログ 中国料理 百名店 2024」を発表した。選出基準日は2024年4月16日。選出基準日時点で、第1ジャンルが「中華料理」、「四川料理」、「台湾料理」または「飲茶・点心」となっている店舗から、TOKYO・EAST・WESTの各エリア点数上位100店を選出した。
エリア別に選出店の多かった市区町村・道府県を見ると、「TOKYO」では港区34店、中央区が19店、千代田区が12店となった。「EAST」では神奈川県が37店、愛知県が27店、千葉県10店と続いた。また「WEST」では、大阪府39店、京都府26店、兵庫県14店となり、この3エリアで約8割を占める結果となった。
「TOKYO」の初選出店は11店。本格中華料理と日本ワインのペアリングが楽しめる2023年オープンの「中国菜 ARATA」(中央区日本橋)が選出された一方、1951年オープンの老舗台湾料理店「ビーフン東」(港区新橋)も今回初選出となった。また、日比谷公園や皇居が一望できる店内で上海料理が楽しめる「中国料理 礼華 四君子草」(千代田区有楽町)や、紹興酒の飲み比べができるほどのラインアップをそろえる「老四川 飄香小院」(港区六本木)とその姉妹店である「竹韻飄香」(渋谷区上原)なども選出された。
「EAST」の初選出店は28店。麺の上に炒めたひき肉とニラ、たっぷりの唐辛子をのせた「台湾ラーメン」発祥のお店といわれる「味仙 今池本店」や、その姉妹店でハーブ麺やホルモンラーメンなども人気の「矢場味仙」、歴史的建造物を改装した店内で本格中華とアジア各国の料理が楽しめる「THE CONDER HOUSE」など、愛知県名古屋市から14店が選ばれている。また、箱根の美しい景色を展望しながら中国料理を楽しめる「太原」(神奈川県足柄下郡)や10種類の漢方成分が入った2種類のスープで肉や野菜をいただく薬膳火鍋が人気の「中国酒家 獅子房」(千葉県市川市)なども選出された。
「WEST」の初選出店は19店。「The Tabelog Award 2024」を受賞したオーナーの名を冠した広東料理店「廣澤(Bronze・Best New Entry)」(京都府京都市)や、注文を受けてから包む薄皮小籠包が評判の「楽関記」(兵庫県神戸市)、石垣牛や島豆腐などの地元食材をふんだんに取り入れた中華料理を提供する「中国料理 チャイナシャドー」(沖縄県石垣市)など、各府県から選出されている。また、それぞれ違うジャンルで修業を積んだ兄弟が手掛ける中華割烹「京中華 牧定」(京都府京都市)や、中華チマキやビーフン、広東料理をベースにしたお酒に合う中華料理が並ぶ「Az/ビーフン東 大阪店」(大阪府大阪市)も今回初選出となった。