元プロ野球選手で野球解説者のアレックス・ラミレス氏が5月31日、YouTubeチャンネル『フルタの方程式【古田敦也 公式チャンネル】』で公開された動画「名球会 ラミレス・内川の苦手だった投手&'17年日本シリーズ舞台裏【バッターズバイブル】」に登場。監督時代はパフォーマンスを断っていたことを明かした。

アレックス・ラミレス氏

監督としての5年間を回想

古田敦也氏が「日本人と外国人のメンタリティは違うかもしれない。日本に長く住んでいるとはいえ、難しくなかったですか?」と、監督時代についてラミレス氏に質問。

この問いに、ラミレス氏は「一番大変だったのは、外国人としては即断即決したい。でも、日本人はプロセスがあるでしょ? 何か決めるうえで、みんな同じ考えだと確認しなくちゃいけない。段階を踏まなくてはいけない」「外国人だったらそんなことはせず、監督が決めたことは絶対だ。それを受け入れるのが大変だ」と、集団での合意形成を重んじる、日本的組織ならではの難しさがあったという。

続けて、「でも僕は長く日本にいるから、段階を踏む必要性を理解している」「監督としての5年間は楽ではなかったけど、とても興味深かった」などと当時を回想するラミレスに、古田氏は「ラミちゃん、現役の時は『OneMore!』しか言ってなかった」と、選手時代と監督時代の変化を指摘。

これにラミレス氏はうなずきながら、「選手としては自分のことだけを考える。でも監督としては、選手一人ひとりのことを考えなくてはいけない」「だから色んなことを考える。『よし、行くぞ!』と叫ぶと同時には、試合の戦略について考えられない。そういうことは切り離さないといけない」と持論を展開。そして、「最初に『ゲッツ』とか『アイーン』とか、パフォーマンスをするよう言われたけど断った。選手じゃなくてもう監督になったから」と打ち明けていた。

【編集部MEMO】
『フルタの方程式』は、テレビ朝日で放送されていた古田敦也氏の初冠番組。2021年5月にYouTubeチャンネルとして復活した。名選手たちのハイレベルな技術論や、プロ野球選手だけが知るエピソードに加え、野球のギモンを解決する“方程式”を提案。「ピッチャーズバイブル」「バッターズバイブル」「キャッチャーズバイブル」など、「野球好きのバイブル」となるコンテンツを配信している。なお、古田氏が『これ余談なんですけど・・・』(ABCテレビ)にゲスト出演した際、番組MCのかまいたち・濱家隆一は古田氏のトーク力を絶賛し、『フルタの方程式』を楽しみにしている視聴者の一人であると明かしていた。